中国:反外国制裁法の香港導入を見送り:全人代常務委員会(動画):
China: Forgoing anti-foreign sanctions law in Hong Kong:
中国:放弃在香港出台反外国制裁法:全国人民代表大会常务委员会
ー理由「米ドルが逃げる」ー
8月21日付 『大紀元』
中国政府は、
- 外国からの制裁に対抗する法律、
- 中国反外国制裁法の香港への導入を急遽、見送った。
学者が、外資撤退を懸念と題する記事を掲載した。
中国の立法機関
全人代常務委員会:20日、外国からの制裁に対抗する中国の「反外国制裁法」を、「香港にも適用する採決」を見送った。
中国当局:
経済的リスクを考慮し、緊急に採決を中止したとの見方が多い。
中国の政治学者
陳道銀氏:
- 米政府系放送RFAに対し、
- 常務委員会による突然の採決停止は、異例とのこと、
- これは、最高指導部の判断である。
中国の最近の経済状況との関連も考えられるとの見解を示した。
反外国制裁法の香港導入:
- 香港へ反外国制裁法を導入することは、
- 香港経済を危機に陥れるリスクが大きい、
そのことに気付いた結果である。
間接的に、中国経済に悪影響を及ぼすのだ。
香港は国際金融センター:
香港が、国際金融センターの役割を果たしている。
- つまり、反外国制裁法は禁物である。
- 経済的な損失が、あまりにも大きい。
香港の時事評論家
劉紹鋭氏:「中国政府が最近導入したいくつかの規制強化策」は、「外国人投資家にとって懸念材料」である。
反外国制裁法の施行:
これは、意図した抑止効果以上のダメージを与える。
外人投資家の大規模な撤退を招く可能性がある。
外人投資家の大規模撤退:
- 反外国制裁法が施行されれば、
- 外人投資家は中国以外の市場選択を迫られ、
- 外人投資家に、恐怖心がわくことになる。
そのため、北京は現実的な利益を考慮し、当分の間、採決を保留した。
米ドルは基軸通貨:
米ドルが基軸通貨である。
一方、人民元はローカルカレンシーである。
- 世界に張り巡らした、
- ドル決済網から外れることは、
- 人民元の死を、意味するものである。
いくら増長している中国でも、このくらいのことは分かるはずだ。
勝又壽良のワールドビュー
http://hisayoshi-katsumata-worldview.com/archives/27226665.html
反外国制裁法が成立、6月10日に即日施行(中国、米国) | – ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/06/c8bd174fe077c4e6.html