カナダ:次期潜水艦の導入計画 Canadian Navy: Next-generation submarine introduction plan 加拿大海軍:下一代潛艦引進計劃

Deadline 2036 - Time is ticking on replacing Canada's vital submarine capabilities: New MLI paper by Jeffrey F. Collins | Macdonald-Laurier Institute

カナダ:次期潜水艦の導入計画
Canadian Navy: Next-generation submarine introduction plan
加拿大海軍:下一代潛艦引進計劃

日本の最新鋭艦・たいげい型に注目

4隻のヴィクトリア級潜水艦が交代

乗りものニュース掲載記事からSummaryをお届けします。

China And Russia In Mysterious New Submarine Project

極東周辺国の潜水艦:

軒並み新型潜水艦を就役させています。

新型潜水艦は、国家戦略と密接にかかわる兵器の1つ。

カナダの潜水艦:

そのような中、日本と太平洋を挟んで北に位置するカナダ。

画像ギャラリー | カナダ海軍 7年にわたり修理中の潜水艦ようやく海へ 2022年に現役復帰の予定 | 乗りものニュース

202312月現在、4隻のヴィクトリア級通常動力型潜水艦を運用。

ヴィクトリア級潜水艦:

1980年代イギリスで建造された。

1990年代イギリス海軍で就役したアップホルダー級潜水艦。

カナダが中古艦として購入した後、再就役させたもの。

Canadian Victoria Class (1/50 scale)

カナダの中古潜水艦:

潜水艦の艦齢は、すでに40年近くに達しています。

ヴィクトリア級は事故の多発、乗員不足などが深刻だ。

カナダ潜水艦運用体制は、大きな問題を抱える。

2019年と2020年の故障事故:

4隻全てのヴィクトリア級潜水艦は故障が多く、作戦行動できない。

Victoria-Class Modernization: The Way Forward – Vanguard

後継艦の導入検討:

そうした事情もあり、軍内部ではヴィクトリア級を更新したい。

後継艦の導入検討が持ち上がった。

そして、実はこれに関しては日本も他人事ではない。

カナダ海軍の潜水艦更新計画:

現状判明している内容を整理した。

カナダ軍のCSRP:

2021年から「カナダ哨戒潜水艦プロジェクト(CSRP)」が始動した。

将来保有する潜水艦性能につき、潜水艦情報を収集検討する。

カナダ海軍の潜水艦導入:

カナダ海軍は最低でも8隻導入、理想として12隻の潜水艦導入が望ましい。

常に運用可能な潜水艦隻数とは:

’1隻の潜水艦を常に運用可能な状態に置く’場合、最低でも4隻が必要だ。

整備のためドック入りする艦や、乗員訓練艦も考慮する。

カナダと太平洋および大西洋:

カナダは太平洋および大西洋という2つの海に面している。

それぞれの防衛のために2隻を常時展開させる体制が必要。

カナダ海軍の潜水艦更新計画:

最低でも、現在の2倍規模の潜水艦戦力が不可欠。

この人員を確保できるかが、ネックになっている。

そこで注目されているのが、日本の潜水艦。

 

 

 

Full Frame: Taigei : Japan's Super-Duper Next Generation Big Whale-Class Submarine

カナダ海軍の次期潜水艦能力:

以下の4点が重要視されています。

1、ディーゼルエンジンと発電機、バッテリーの通常動力型(非原子力)

2、優れた長距離航行性能

3、北極海での運用能力

4、米国の兵器、戦闘システムの搭載が可能

これらの要求を満たす潜水艦:

その1つに、日本の最新鋭潜水艦、たいげい型の名前が挙がった。

Japan Unveils its Biggest New Submarine | Taigei Class Submarine - YouTube

たいげい型の航行性能:

長期間の潜航を可能とするリチウムイオン電池を搭載。

たいげい型の航行性能は、通常動力型潜水艦と比較して大きく向上。

アメリカ製の各種システム:

日米間の緊密な協力関係により、問題なく搭載できる。

海軍専門誌・STARSHELL:

カナダ海軍協会(NAC)が刊行する海軍専門誌「STARSHELL」(2023年冬号)

次期潜水艦候補の1つとして、たいげい型の名前が挙げられている。

Japan, Canada to begin talks on security intelligence-sharing pact

日本とカナダの情報保護協定:

現在、日本とカナダの間では軍事関連の情報漏洩などを防ぐため、

「情報保護協定」締結に関する協議が進行中。

この情報保護協定:

国防当局間のみならず、軍事に関連する産業や、技術関係の情報も、カバーされる。

機密の塊である潜水艦:

’まさにこの協定の存在がカギを握る’といっても過言ではない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8b6f320a59085eb86ed22073f0c567bbf2b7ce38

Large 221102 taigei 01

最新潜水艦「たいげい」:横浜フリートウィークに登場

乗りものニュース掲載記事からSummaryをお届けします。

海上自衛隊:最新鋭潜水艦「たいげい」

2022112日、横浜港・横浜ハンマーヘッドに接岸した。

イベント「フリートウィーク」:

113日から5日一般公開の国際観艦式に来航した。

「たいげい」が新港埠頭の岸壁に入るのは初めて。

 

Why Japan's Taigei Submarines Embraced Lithium-ion Batteries - YouTube

「たいげい」の特徴:

たいげい型潜水艦の1番艦は、三菱重工業神戸造船所で建造。

「たいげい」は、3000トン型で、そうりゅう型潜水艦の後継だ。

1.最先端の被探知防止性に優れた船体構造を持つ。

2.ディーゼルエンジンとLIBを組み合わせたディーゼル電気推進を採用。

3.202239日に就役、建造予算は728億円。

Submarine Matters: Number of Batteries in Japan's new Taigei submarine.

「たいげい」の能力:

最先端の新規装備品を搭載する。

1.探知能力性能を上げた新型ソナーシステム。

2.各種機器から得られた情報を最大限活用できる戦闘管理システム。

India should collaborate with Japan for the technology of Taigei class submarine #indiannavy - YouTube

たいげい型潜水艦の製造計画:

202211月現在、6番艦までの建造が決まっている。

2番艦「はくげい」:

202110月に川崎重工業神戸工場で、で進水済み。

3番艦「じんげい」:

202210月に三菱重工神戸造船所で進水済み。

7番艦も2023年度の概算要求に計上されています。

次世代の海上防衛を担う主力潜水艦だ。

22隻体制となった日本の潜水艦部隊を支える。

https://trafficnews.jp/post/122670