JAXA:世界最速のヘリ開発に挑戦:主翼両端プロペラ(動画):
JAXA: The fastest helicopter in the world:
JAXA:开发世界上最快的直升机的挑战:主翼两端的螺旋桨
JAXA:世界最速のヘリコプター
従来のヘリコプター:
設計は機体上部の大きなメーンローター(回転翼)と機体の向きを維持する尾部のテールローターとの組み合わせです。
しかしこの設計では、高速な機体でも、150ノット(時速278キロメートル)が限界です。
JAXAの高速ヘリコプター:
JAXAは、効率的(燃費消費が少ない)な高速ヘリコプターを、開発します。
欧米で開発中の機体よりも、高速な時速500キロメートルを目指します。
世界一高速なドクターヘリを開発し、日本全国土を既存の基地病院から15分以内で救急医療が届くようにしていきたい。
「アンチトルク」用プロペラ:
主翼の両端に、電動駆動の「アンチトルク」用プロペラを取り付け。
独自概念の機体を提案。
アンチトルクは、メーンローターの回転の反作用で、機体が逆回転するのを防ぎます。
必要な最大パワーはメーンローターの約1割で済むので、軽量で小さなモーターとプロペラで十分です。
高速前進飛行用プロペラ:
高速前進飛行に必要な推進用プロペラは、尾部に取り付け。
在来のヘリコプターのテールローターと同じ駆動方式で、高速前進飛行を実現。
飛行に関して:
在来ヘリコプター:
メーンローターの回転面を前方に傾けて推進力を得ます。
その為、胴体も前のめりになり、前面抵抗面積が増えてしまう。
JAXAのヘリコプター:
JAXAのヘリコプターは、メーンローターを機体の姿勢維持に主に用います。
機体の姿勢をほぼ水平に維持したまま、効率的な高速飛行が可能です。
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