芝居とキネマ 4(7)

五つの魂を持つ女:
神秘な東祥の若きヨーギ僧:
数百年の昔、彼の前世が罪を犯したこをを知り、罪ほろぼしの行脚に出かけた。
サンヤと云う娘:
ニューヨークに住むサンヤと云う娘。
「
サンャには愛人ポールがあつた。
しかし、彼女の父は破産したので、娘を富豪ゴーリングに嫁入りさせようとした。
パリの興行主デ・サルボウ:
丁度この時、サンヤの美聲を知つたパリの興行主デ・サルボウ。
彼女を有名な歌劇女優に仕上げるため、
サンヤは人生の岐路に立つ:
その時、ヨーギ僧はサンャに、
水晶の玉の中には、「彼女の進むべき未來の路」が描き出されて行く。
サンヤ: グロリヤ・スワンスン
ゴナイテット映書

支那のオーム:
上山草人の扮する探偵長
上山草人が、ドイツの名優コンラッド・
「支那のオーム」が、いよいよ完成。
近く、日本に輸入されることになつた。

探偵長チャーリー・チャン:
上山草人の扮した探偵長チャーリー・チャン。
ホノルルからサンフランシスコまで、五十萬ドルの眞珠の首飾りを身につけて運ぶ。
それを狙う悪漢たち:
チャンは汚い支那老人に扮して、サンフランシスコで、船から降りたところだ。
悪漢が、チャンの写真を持つて出迎えに来た。
しかし、宝石商の息子ボッブも、
中央は、ポッブが持つ写真であるが、

ローラ・ラ・プラント:猫とカナリヤ:
猫に取りまかれたカナリヤのように、多くの親類たちから財産をねらわれていた。
サイラスが死んでから二十年後:
遺言状発表の会合が、その古い邸で開かれた。
遺言状によつて:
サイラスとは遠縁のアナベル嬢に、遺産は渡されることになった。
しかしこの遺言状は、既に開封された形跡がある。

アナベルを脅かす怪物:
顧問弁護士が先づ殺され、
アナベル: ローラ・ラ・プラント
ユニバーサル映画

「メトロポリス」:
問題の映画:
今、欧米映画界をさわがせてるのは、ウーファ映書「メトロポリス」である。
監督フリツツ・ラング
映畵製作で、七百萬マークを費やしたため、ウーファ社との間で問題を起した。
ついにウーファを退いて、

題材を西暦二千年頃に取つた空想的な物語り。
キャメラは「最後の人」や「ヴリエーテ」を撮影した、カール・フロインドが担当。
トリック撮影は「ジーグフリード」で手腕を見せた、ギュソテル・リツタウが担当。
撮影術方面にも大いに見るべきものがある。
(上)は巨大なる工場の機關室

ブリギツテ・ヘルムの扮した姫:
この女優はこの映書で発見された堀り出し者。
妖姫と貧乏人の娘この二役を演じてゐる。
中)は發明家ロートワングの質験室、
中央は人造人間
芝居とキネマ 4(7):目次:
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「慈悲心鳥」夏川靜江、原光代――(日活映畫) /
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「邪痕魔道」森靜子――(阪妻映畫) /
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エスター・ラルストン――(パラマウント社花形) /
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「五ツの魂を持つ女」グロリア・スワンスン(ユナイテット映畫) /
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「桃色女白浪」コンスタンス・タルマツヂ アントニオ・モレノ――(フアースト・ナシヨナル映畫) /
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「極樂島奇譚」ミルトン・シルス ベテイ・プロンスン――(フアースト・ナシヨナル映畫) /
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「パーフエクト・ソブ」ベン・ライオン――(フアースト・
ナシヨナル映畫) /
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「モダンガールと山男」クララ・ポウ――(ペラマウント映畫) /
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「彌次喜多野球の卷」ウオーレス・ピアリイ――(
パラマウント映畫) / -
「金髪か黑髪か」アドルフ・マンヂウ――(パラマウント映畫) /
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「支那のおゝむ」上山草人――(ユニバーサル映畫) /
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「猫とカナリヤ」ローラ・ラ・プラント――(ユニバーサル映畫) /
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「小猿七之助」阪東太郞、華村愛子・・・「三界をさまよう女」
上村節子、石川秀道――(東亞キネマ映畫) / -
「不知火」森靜子、草間實・・・「港の灯」木村正子・・・「
武士なればこそ」阪東妻之助――(阪妻プロダクシヨン) / -
「メトロポリス」――(ウーフア映畫) /
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マツナ・ベラミー――(フオツクス社花形) /
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クレア・ウ井ンゾア――(メトロ・ゴールドウ井ン社花形) /
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「九番倉庫」伏見信子――(阪妻プロダクシヨン) /
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スターの印象(その六) 伊東恭雄p9~10
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「曲藝團」の合評 友達曾同人p10~12
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脚色閑話休題 畑本秋一p14~15
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「椿姫」について 神崎清p15~16
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メトロポリスを見て 槌谷茂一郞p16