東レ:世界初多孔質炭素繊維を創出:連続nano-size空隙構造(動画):
Toray:the world’s 1st porous carbon fiber:continuous、nano-sized void structure:
东丽:创造世界上第一个多孔碳纤维:连续的纳米级空隙结构
東レ:多孔質炭素繊維
東レ株式会社は、このたび、世界初となるナノサイズの連続する空隙構造を持った多孔質炭素繊維を創出しました。
今回開発した素材を、「ガス分離膜の構造を支える支持層」に用います。
- 温室効果ガス(CO2)の分離
- 水素製造向け、高性能分離膜の軽量化やコンパクト化
- 分離性能を向上させることが出来ます。
本素材:技術の集大成
- 東レの保有する高分子技術と、
- トップシェアを誇る炭素繊維技術や
- 水処理等の分離膜技術
を融合させることで創出しました。
本素材:特色
高分子技術を活用し、「すべての細孔空隙と炭素が、規則的に連続する多孔質炭素繊維」を生み出しました。
この細孔空隙構造は、孔径サイズをナノレベルからマイクロレベルに任意に作ることが可能です。
また、この多孔質炭素繊維の中心部を、空洞とした中空糸形状とすることも可能です。
本素材:利用分野
この多孔質炭素繊維は、吸着性能にも優れています。
その特性を活かした用途として、
- 電極材料や
- 触媒の担体(他の物質を固定するベースの物質)など
- 高性能電池への応用も可能です。
http://cs2.toray.co.jp/news/toray/newsrrs01.nsf/0/B5867DC6E83462ED492584B3002A84E2