幻の粒子「マヨラナ粒子」を発見 – トポロジカル量子コンピューター実現に期待:
Discovery of phantom particles “Mayorana particles” – expected to realize topological quantum computers:
发现幻影粒子“Mayorana粒子” – 有望实现拓扑量子计算机
京都大学・東京工業大学らの共同研究グループが、塩化ルテニウム(α-RuCl3)において、「蜂巣・構造をもつ磁性絶縁体が、熱ホール効果により、量子力学で規定される普遍的な値をとる」ことを発見しました。
ついに「マヨラナ粒子」を実証することに成功しました。
マヨラナ粒子は自分自身がその反粒子と同一という不思議な性質を持っています。
理論的予言から、80年以上もその存在の確証が得られていなかった「幻の粒子」です。
本研究で、「マヨラナ粒子」が存在する決定的な証拠が得られました。
また、「マヨラナ粒子」による量子化現象が高い温度で実現することが明らかになりました。
「マヨラナ粒子」の制御法の開発を行うことで、高温でも動作可能なトポロジカル量子コンピューターへの応用が期待できます。
本成果は、2018年7月12日に英国の科学雑誌「ネイチャー(Nature)」にオンライン掲載されま した。
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