🔬日立製作所、尿検体を用いたがん検査に関する実証試験を開始
約6ヶ月間の実証試験を行い、尿中代謝物によるがん検査の実用化に向けた研究を加速
株式会社日立製作所は、尿検体を用いたがん検査の実用化に向けた、体外診断分野では初となる実証試験を2018年4月より開始します。この実証試験では、臨床情報(がんの有無)付き尿検体の回収から検体搬送時の温度のトレースや時間の管理、液体クロマトグラフ/質量分析計(LC/MS)*1によるバイオマーカー*2の定量分析、さらに、がん検査モデルの構築とそれに基づくがんのリスク判別、臨床情報と判別結果との妥当性検討など、一連の解析フローを半年間(繰り返し)実施します。
今回の実証試験で、LC/MS・定量分析については、シミックファーマサイエンス株式会社の協力を得て実施します。
また解析データの評価については、名古屋大学医学部附属病院の協力を得て実施します。