フィリピン:日本から大型巡視船5隻を購入
Philippines: Purchases 5 large patrol vessels from Japan
菲律賓:從日本購買5艘大型巡邏艦
・大型巡視船で南シナ海の警備強化
・南シナ海対策でスービック港を拡張へ
Bloomberg掲載記事からSummaryをお届けします。
フィリピン外務省:
フィリピン・マナロ外相と日本の遠藤駐比大使が覚書に調印した。
5月17日、共同声明をウェブサイトに掲載した。
日本から巡視船5隻を239億フィリピン・ペソ(645億円)の円借款で購入する。
マナロ外相が表明:
フィリピンと日本の二国間関係を、更に深化する。
フィリピンと海洋社会の利益のために、海上安全能力を強化する。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-18/SDO6EVT1UM0W00
南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島:
アユンギン礁やスカボロー礁などの近海。
中国船によるフィリピン船への放水や衝突が相次ぐ。
フィリピン側にけが人も出るなど、一触即発の事態が続く
中国公船がフィリピン船舶に放水:
中国は、南シナ海でフィリピン船への危険行為を繰り返す。
日本が、大型巡視船を供与し、フィリピンを支援するのだ。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1739K0X10C24A5000000/
日本が大型巡視船5隻を供与:
フィリピンは、円借款で、97m級の大型巡視船5隻を建造する。
1.巡視艇で、沿岸警備隊の能力向上を図る。
2.供与される巡視船は全長約97メートル級。
日本の巡視船供与の歴史:
1.2013年に44m級10隻を供与
2.2016年にも97m級2隻を供与
巡視船の供与は、今回が3回目となる。
南シナ海対策でスービック港を拡張:
フィリピン沿岸警備隊:
5月5日、ルソン島のスービック港について、拡張すると発表した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa3f3040d50a416765446ccd4f9fa7430a03f12d
日テレNEWS のコメント一覧 :
A.フィリピン巡視艇増強の重要性:
フィリピン巡視能力の増強は、日本の安全確保につながる。
1.日本ですら、日本領尖閣の巡視で、中国に手を焼いている。
2.フィリピン単独で、人口14億の中国に対応するのは難しい。
B.中国が、南沙諸島を支配する可能性:
日本の原油は、フィリピンの直ぐ側(=南沙諸島)を経由する。
1.今後、フィリピンだけでなく、ASEAN各国も中国に対抗すべき。
2.日本は、インドへの巡視船販売や、訓練協力に取り組んでほしい。
C. フィリピンの巡視船能力の確保:
フィリピンには、日本郵船・商船三井・川崎汽船の船員学校がある。
船員学校出身の船員のレベルは、非常に勤勉で能力も高い。
D. 日本の円借款の歴史:
過去13年間、33カ国の国に対して一兆円以上の円借款を免除した。
中国海警は、五千トンクラスの艦船である
1.対抗上、フィリピンに大型艇の供与が必要
2.放水銃、LRAD音響装置も、搭載願いたい
https://news.yahoo.co.jp/articles/526ab38b8f412b5e11dcbe86f8f973df83239161/comments