トヨタ:米国でベンチャー投資推進:Toyota AI Ventures(動画):
Toyota: Venture investment promotion in the US: Toyota AI Ventures:
丰田:在美国的风险投资促进:丰田AI风险投资
トヨタ:Toyota AI Ventures
TRIは、シリコンバレーにある研究所です。
そのビルの中に、CVC「Toyota AI Ventures」が、同居しています。
米国:コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)
近年、世界の大手企業のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)が、活躍するようになってきました。
特に、カリフォルニア州は、CVC投資を最も活発に行っているところです。
投資金額も投資件数もアメリカ全体のほぼ半分。
CVC:「Toyota AI Ventures」(TAIV)
- 設立から3年弱で、すでに27社に投資、
- 投資先は、すべてトラクションの増加(成長の兆しが見えている)、
- 次ラウンドの資金調達を実現、
- そのうちの1社がEXITに成功、売却益を得ました。
TAIVとは:
TAIVは、親会社からもトヨタからも「自由」
TAIVは、TRIが2017年に設立した100%子会社
TRIとは:
- 2016年1月に設立
- 人工知能(AI)・自動運転・ロボティクスの研究開発
- TRIのCEOは、ギル・プラット博士(元国防高等研究計画局’DARPA’:自動運転業界で著名)を起用
- 14人の経営陣中、日本人は木田氏のみ。
TAIV:投資判断
TAIVは、2億ドルのファンドを、GP(General Partner)として、自分で投資先を決定
- 投資決裁:本社の承諾が不要
- チームは5名:テックデューディリジェンス担当、トヨタとの調整担当、
- 独立性が高いため:3カ月で投資決定
- CVC:有望なスタートアップを見つけ、効率よく投資
CVC:投資ファンドの世界
- TAIV/TRI:社員が多国籍で、非常にアメリカ企業らしい。
- 多国籍社員のネットワーク:海外の注目企業情報を入手している。
- CVCやAI関係投資ファンド:業界が狭く、同業者同志が親密で、正確な情報を収集できる。
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