中国人富裕層:80万人が日本に大挙流入 Wealthy Chinese: 800,000 people flood into Japan 中國富人:80萬人湧入日

中国人富裕層:80万人が日本に大挙流入
Wealthy Chinese: 800,000 people flood into Japan
中國富人:80萬人湧入日

・80年代以降、日本で留学や就職探し

・身の安全確保が目的、日本社会とは無縁

勝俣寿良のワールドビュー掲載記事からお送りします。

日本経済新聞:11月6日

「中国人富裕層が続々日本へ脱出、 移住後も日本社会に溶け込まず」と題する記事を掲載した。

在日中国人には2パターン:

1.「老華僑」は、横浜や神戸の中華街の中国人である。

2.「新華僑」は、近年、留学や就職で来日した中国人である。

2022年以降に来日した「新華僑」は、一体どのような生活を送っているのだろうか?

中国政府のゼロコロナ政策:

多くの中国人が、中国政府の厳しいゼロコロナ政策に苦しめられた。

1.2021~22年、中国政府は厳しいゼロコロナ政策を実施した。

2.2022年3月から5月にかけて、上海でロックダウンが行われた。

その最中から、日本など海外移住する人が急増した。

アリババ創業者:ジャック・マー氏

2024年以降も、日本に移住する人が後を絶たない。

日本で、「ジャック・マー氏が、ボディーガードと一緒に歩く姿」が都内で目撃されている。

1.中国人富裕層には、日本が、安全な避難先になっている。

2.富裕層や芸能人の「引っ越しパーティー」が続々と開かれている。

「中国社会特有の派手好み」が滲んでおり、興味深い。

在日中国人富裕層は極秘行動:

中国の在日富裕層は、メディアへの露出を極端に嫌う。

1.とくに経済界・芸能界の中国人は、日本に避難したことを絶対公表しない。

2.「中国が嫌で日本に逃げてきた」と、「中国政府が気づかない」ように注意深く行動する。

彼らは、日本に生活の拠点を持っていても、じっとしていない。

「新華僑」は日本に無関心:

最近の中国人移住者は、日本に対する憧れや関心はない。

1.日本との接点を持っていない、勿論、日本語もできない。

2.自分自身の安全や資産リスクヘッジが目的だ。

3.今の在日中国人は、「日本の中国人社会に溶け込む」のだ。

The Exodus of China's Wealthy to Japan

「経営・管理ビザ」の不正取得:

中国人の一部が、「経営・管理ビザ」を不正に取得している。

1.中国人ブローカーを雇い、ダミー企業の登記簿や架空の事業計画書を用意させる。

2.ダミー企業社長となって、「経営・管理ビザ」を日本の出入国管理庁に申請している。

「何が何でも中国から脱出したい」という人が、増えている証しだ。

https://hisayoshi-katsumata-worldview.com/archives/37173152.html#google_vignette

仏紙「ル・モンド」:東京で中国人にインタビュー:

ル・モンド掲載記事からSummaryをお届けします。

東京の中国人に、「日本を選んだ理由、中国での苦しみ、そして理想の未来」を聞いた。

2022年は、中国人の多くにとって、生活困難の1年で「脱出」ブームの契機となった。

China's Zero COVID policy has fatigued ...

中国政府のゼロコロナ政策:

2022年、中国の権威主義体制を経験する1年となったのだ。

1.中国でパンデミック対策が導入され、初期は成功を収めた。

2.その後、より感染力が高い変異株出現で、政府は厳しい行動制限に固執した。

Xi Jinping Re-elected: Chinese ...

習近平が主席3期目を続投:

2022年、中国経済は急失速し、中国国内の雰囲気が陰鬱になった。

中国共産党の政権樹立75周年:

中国経済は、ロックダウン繰り返しで、中国経済が急失速した。

1.深刻な不動産危機で、経済低迷が続き、悪影響が残る。

2.米中対立は、貿易や地政学の面で、大きな落とし穴だ。

海外移住・中国人の数:

中国政府は、国外に移住した中国人の統計を公表していない。

だが、国連の推算によれば、2022年に31万1000人が中国を離れた。

中国の国外移住ランキング:

人気トップの移住先はいまも米国だ。

1.裕福な中国人は、日本、カナダ、オーストラリアに集まる。

2.貧しい中国人が選ぶ移住先は、タイやマレーシアだ。

Jack Ma living in Tokyo since Chinese crackdown on companies

アリババのCEO:ジャック・マー氏

2021年、インターネット事業者規制強化は、中国のインターネット業界にとって手痛い。

ジャック・マー氏、中国、日本、アジアの国々を行き来しながら、目立たないように生活をしている。

1.ジャック・マー氏は、自身の率直なもの言いが、徒となった。

2.中国当局に目をつけられ、中国を離れざるを得ないのだ。

日本は中国人移住先でベスト:

中国人が、移住先に東京を選ぶのは当たり前だ。

1.上海から2時間で行けて、時差も1時間しかない。

2.日本への移住は、距離が短く、安定した職場環境がある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ccd1209021c6db25be45cc01f77920406c345ee9?page=2