英仏:新型・長射程ミサイルを共同開発へ
UK and France to jointly develop new long-range missile
英法將共同開發新型遠程飛彈
・英国はストームシャドウ・ハープーンを刷新
・フランスはSCALP・エグゾセを刷新
乗りものニュース掲載記事からSummaryをお届けします。
英仏が新型ミサイルを共同開発:(FC/ASW)
英仏共同の新型・長射程ミサイル開発が進行中。
英仏海軍・空軍が運用中の’対地ミサイルや対艦ミサイル’を置き換える。
更新対象の現行ミサイル:
MBDA社が、現行の空中発射巡航ミサイルを製造した。
’長距離対艦ミサイルと巡航ミサイルの統合’が、世界のトレンドだ。
イギリス:
現在配備中の長距離ミサイルは次の通り。今後、更新する。
1.空対地巡航ミサイル:ストームシャドウ(=イギリスがつけた名称)
2.対艦ミサイル:米ダグラス製・ハープーンを配備中。
フランス:
現在配備の長距離ミサイルは次の通り。今後、更新する。
3.空対地巡航ミサイル:SCALP-EG(=フランスがつけた名称)
4.対艦ミサイル:仏MBDA製・エグゾセを配備中。
FC/ASW:Franco-British Future Cruise / Anti-Ship Weapon
FC/ASWで統合ミサイル運用:
Rolls-RoyceとSafran Power UnitsがFC/ASWプロジェクトに参画する。
今後、空対地巡航ミサイルと対艦ミサイルを統合する。
1.2028年に、FC/ASWの艦対艦ミサイル運用を開始
2.2030年代、FC/ASWの空対地ミサイル運用を開始
イギリス海軍の装備計画:
今後、新型・26型フリゲートに、FC/ASW対艦ミサイルを装備する。
イギリス海軍では、対艦ミサイル・ハープーンが2023年に退役した。
対艦ミサイルの暫定運用:
当面、英軍フリゲートは対艦ミサイル・NSMを暫定運用する。
2024年、23型フリゲートと45型駆逐艦に、NSMミサイルを装備する。
新艦対艦ミサイルNSMとは、
ノルウェーのコングスベルグ社が開発した艦対艦ミサイル。
優れたステルス性で敵の警戒を潜り抜ける。
1.180km先の敵を、正確に攻撃する機能を保持
2.センサーが探知した目標を、データベースと照合確認
英政府がコングスベルグと契約:
2022年11月、コングスベルグ社とNSM購入契約を締結。
1.FC/ASW登場までの暫定策’として導入
2.23型フリゲートと45型駆逐艦に装備
2023年、23型フリゲート11番艦「サマセット」にもNSMを装備した。
日本の12式地対艦誘導弾:
日本は、12式地対艦誘導弾能力向上型を採用し、順次射程を延長する。
日本の陸上自衛隊:
「12式地対艦誘導弾・能力向上型」の開発を開始した。
12式地対艦誘導弾の射程:
最終的に、1500km先の艦艇や、地上目標を攻撃する。
陸上・海上自衛隊の、艦艇や航空自衛隊の戦闘機 にも搭載する。
日本の海上自衛隊:
ミサイル・トマホークの運用訓練を、米軍と実施する。
防衛省は、横須賀の施設で、3月末に訓練を行うことを発表。
アメリカ軍との教育訓練:
長射程巡航ミサイル・トマホーク運用訓練を、海上自衛隊隊員に行う。
イージス艦でトマホークを運用:
海上自衛隊・イージス艦で、トマホークを運用することが決定した。
2022年12月の「安全保障関連3文書」に基づき、実施する。
トマホーク運用の必要性
長射程巡航ミサイルは、相手から距離を保った上で、安全に攻撃できる。
今後、12式地対艦誘導弾能力向上型の配備を進めるとのこと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9afbd380d5db3ce5c5f19038757db21737ac450
ネットユーザーの意見:その1
日本は、イギリス同様、周りを海に囲まれている。
他国のミサイル攻撃の迎撃手段として、射程の長い兵器は必要だ。
まずは、相手に撃たせない力を持つ事が重要だ。
ネットユーザーの意見:その2
現代戦は、ミサイルの撃ち合いだ。
先進国は、防空の為に長射程の対空ミサイルを配備。
1.空爆では、敵の防空網を破壊しないと迎撃され撃墜される。
2.敵防空網や指令部、艦艇を破壊するには長射程のミサイルが必要。
3.奪われた土地の奪還にも長射程のミサイルが必要。
ネットユーザーの意見:その3
日本を巡る安全保障環境が、急速に悪化している。
現在開発中の長射程弾は、滑空弾も含めて、タイプ別で10種ある。
1.日本製のミサイル性能では、精密打撃力が最も重要だ。
2.誘導技術とともに、重要なのはISR能力の更なる拡充だ。