世界有数の半導体企業TSMCはなぜ熊本に？（動画）：
TSMC: Why did you choose Kumamoto as your destination?：
台积电：你为什么选择熊本作为你的目的地？
ー「水」「企業集積」「車」ー
台湾TSMC
台湾のTSMCが、熊本県菊陽町に進出すること決まりました。
なぜ進出先に熊本を選んだのか？
キーワードは「水」「企業集積」「車」です。
産業タイムズ社
泉谷渉会長
40年にわたり半導体の取材を続けてきた泉谷会長に聞きました。
泉谷会長が挙げる3つの理由。
その1つ目
「豊かな水」です。
阿蘇の伏流水ですね。何万トン。
水がきれいで大量に採れる所なんて、めったにない。
半導体の製造には材料基盤や工場の洗浄のため大量の水が必要になります。
その2つ目
「九州シリコンアイランド」です。
装置、材料にしても多くの半導体関連産業が、熊本に集積している。
装置も手配しやすい、
材料も手に入りやすい、
それが2番目の理由だ。
日本で製造される半導体の3分の1は九州で作られている。
さらにその3分の1は熊本で作られています。
熊本には半導体関連企業が200社ある。
そして3つ目
「自動車産業の集積」も重要な要素だ。
熊本工場で作られるのは、20ナノメートルの半導体。
この半導体が最も使われるものは車です。
北部九州には、車の工場も集まっています。
トヨタ、日産、ホンダ、ダイハツ、
北部九州エリアに日本の自動車産業が集積。
3000社の技術
1つの半導体を作るためには、3000社が必要です。
3000社の技術が寄り集まって、1つの半導体が作られるんです。
半導体製造には回路設計や不純物の注入、ウエハーの切断など700もの工程がある。
そこに3000の企業が関わります。
（KAB熊本朝日放送） – Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/780e53a5b8b2ad321254adf9e3a37738a686aa12