TPP11:韓国政府のジレンマ – 加入すべきか否か：　 TPP 11: South Korean government's dilemma – whether to join：　 TPP 11：韩国政府的困境 – 是否加入，

表韓国のTF P11加入時、輸出拡大·関税削減が見込まれる主要品目

对日本

石油製品

生鮮農産物および食品

水産物および水産加工品

一部の繊維、織物など

対メキシコ

自動車および部品

自動車タイヤ

一部の電子電機機器など

ボールペンなど

対ベトナム

石油製品

自動車および部品

一部の電子電機機器など

対マレーシア

一部のプラスチック製品

鉄鋼板

鉄鋼材構造物など

(出所)韓国貿易協会

TPP11:韓国政府のジレンマ – 加入すべきか否か：　
TPP 11: South Korean government’s dilemma – whether to join：　
TPP 11：韩国政府的困境 – 是否加入，

中国北アジア課

2019年01月11日

環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定（CPTPP、いわゆるTPP11）:

加入に関する、韓国政府の態度表明が遅れている（2018年12月26日記事参照）。

加入促進論の半面で慎重論も根強く、韓国政府は容易に意思決定できないジレンマに陥っている。

加入のメリット、

（1）TPP11のうち、自由貿易協定（FTA）未締結の日本、メキシコ向け輸出拡大

（2）TPP11加入による既存FTAのグレードアップ。

（3）TPP11:21世紀型の新たなルールを構築している点も重要

「聯合ニュース」（2018年12月30日）:

「（韓国が加入しない場合）今後、TPP11を中心に新しい分野のデジタル貿易などの国際ルールの議論が進むと、韓国が議論から除外される危険がある」と警鐘を鳴らしている。

一方で慎重論も根強い。

（1）対日輸入増加による国内製造業へ影響、

（2）農産品市場の追加開放による国内農業への影響、

が危惧されている。

「韓国経済新聞」（電子版2018年12月30日）:

日本は相当数の工業製品の関税が既に無税

TPP11に加入すると、韓国が一方的に市場開放することになる。

自動車産業では、現在8％の完成車の関税を引き下げると、

日本車による国内市場浸食が進展し得ると報じている。

– ジェトロ