東工大:伊賀氏、エジソンメダル受賞:面発光レーザーの開発(動画):
TIT: Mr. Iga, Edison Medal Winner: Develops surface emitting laser:
东京理工大学:Iga先生,爱迪生奖章:表面发射激光器的开发
ー東工大名誉教授にエジソンメダルー
2021/01/01
東京工業大学の伊賀健一さん(80):
米国に本部がある「電気電子学会」(会員数約42万人)のエジソンメダルを受賞する。
光エレクトロニクスの世界的権威として知られる伊賀さんに、新たな称号が加わることになる。
面発光レーザーを開発:
最新のスマートフォンは、顔にかざすだけでロックを解除できる。
この顔認証機能につながる最先端技術を開発した。
受賞理由:
面発光レーザーの概念を考え、その開発に先駆的な貢献をしたことだ。
従来のレーザー光:
半導体の基板面に対して水平方向にしか出なかった。
今回の面発光レーザー:
伊賀さんは、上下に反射鏡を重ねることで、垂直方向に光を出すことを可能にした。
この着想により、小型のレーザー素子を、平面上にたくさん並べられるようになった。
利用分野:
- ボールを使わないPC用マウス、
- 大容量の光通信など、
その用途は大きく広がり続けているという。
科学・IT : ニュース : 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/science/20201230-OYT1T50127/
伊賀健一名誉教授 IEEE Edison Medal受賞
Edison Medalの受賞者
授賞は1909年に始まった。
- 1914年にアレクサンダー・グラハム・ベル,
- 1916年にニコラ・テスラ,
- 1922年にロバート・ミリカン,
- 1963年にジョン・ピアス,
- 1989年にニック・ホロニャック,
- 2001年に西澤潤一,
- 2004年にフェデリコ・カパッソ,
- 2011年に赤﨑勇,
電気電子工学分野で活躍した人達が名を連ねている。
光と画像の技術情報誌「OplusE」