TawaRemo:クレーン遠隔操作システム
TawaRemo: Crane remote control system
TawaRemo:起重機遠程控制系統
ーコックピットからLAN接続で遠隔操作ー
ー鹿島・竹中・鴻池が7現場で運用開始ー
ニュースイッチ掲載記事からサマリーをお届けします。
RXコンソーシアム:タワークレーン遠隔操作分科会
独自システム・TawaRemoを完成、運用開始。
鹿島、竹中工務店、鴻池組:
これまでに鹿島と竹中工務店、鴻池組が7現場で導入済。
竹中工務店:出口明シニアチーフエキスパート
専門性を求められるオペレーターはもちろん、他の作業員や元請けにもプラスになる。
TawaRemoの仕組み:
タワークレーンを、コックピットからLAN接続で操作する。
閉域ネットワークの専用通信を採用し、セキュリティーを確保。
0.5秒以下と低遅延操作性を実現した。
従来の操作と同じ感覚:
本体に、複数のカメラや振動を伝えるジャイロセンサーを搭載。
大事なのは、「オペレーターが本体と同じ感覚で操作できる環境」だ。
オペレーター負担を軽減:
従来は、高さ50メートルの運転席まで昇降。
オペレーターは、狭い運転席で長時間拘束された。
TawaRemoでは昇降が無い。
実際、オペレーターに違和感はない。
周囲とコミュニケーションもとりやすい。
遠隔地からのクレーン操作:
複数のオペレーターが、それぞれ遠隔地のクレーンを操作する。
熟練オペレーターが、複数の若手を指導。
オペレーター1人が、異なる現場をかけ持ち。
導入・運用にかかる費用を軽減、オペレーター不足に対応できる。
労働時間の短縮
労働時間の上限規制適用が、2024年4月から開始する。
作業準備が不要
遠隔操作により、オペレーターの準備作業がなくなる。
オペレーターは、作業開始の1時間前から運転席に向かう。
従来は、点検・準備するのが一般的だった。
TawaRemo:ビル解体現場に導入、
竹中工務店と鹿島が国内初の作業
ニュースイッチ掲載記事からサマリーをお届けします。
竹中工務店と鹿島:
大阪のビル解体工事現場に、TawaRemoを導入した。
今後TawaRemoを使い、全ての作業を遠隔操作で行う。
建機レンタル会社:アクティオ
レンタル用タワークレーンをタワレモの仕様に変更。順次改造の予定。
建機レンタル会社:カナモト
2022年初旬から、TawaRemoを5―10台確保する。