スェーデンのGripen E:最新戦闘機のコックピットで操縦
Sweden’s Gripen E: Fly in the cockpit of the latest fighter jet
瑞典的Gripen E:在最新戰鬥機的駕駛艙中飛行
・Gripen Eは最新高性能電子機器を搭載
・シンガポール航空ショー で操縦席に試乗
乗りものニュース掲載記事からSummaryをお届けします。
シンガポール航空ショー:
2024年2月、Gripen E型の操縦席シミュレーターが公開された。
Gripen Eの操縦席:
スタイリッシュ! 早速、体験してきました。
これが「Gripen E最新型」の操縦席です。
画面そのものは、F-15EXなど大型戦闘機より、一回り小さい。
Gripen Eの動作と比較:
操縦桿の動きに合わせて、画面は同時に動き、姿勢変化を表示。
操縦席の大スクリーンに映る、地形や雲の流れもスムーズ。
シミュレーターは、リアルにつくられている。
針路やレーダー探知結果:
どのような武装を懸架し使ったかなど、詳細情報も表示する。
シミュレーターの動きは、やはり戦闘機らしく機敏だ。
Gripen Eで性能向上:
高性能の電子機器を搭載し、性能が大幅に向上した。
操縦席の相違点:
1.Gripen Cは、計器や航法用地図を複数の画面に分けて表示。
2.Gripen Eは、1枚の大きな画面に分割表示される。
タイ空軍のGripen C展示:
今回の航空ショーでは、タイ空軍のC型も展示された。
E型を採用したのは、現在スウェーデンとブラジルである。
アジアの近隣国:
アジアの近隣国では、’今後、Gripen CからGripen Eの代替需要がある’とSAABが予想している。
南米諸国でも、このシミュレーターを展示している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ee0f42aa181022089de2f74456a64128bd64859
最新型Gripen Eはどれだけ凄いのか
乗りものニュース掲載記事からSummaryをお届けします。
Gripenの特徴:
ダッソー・ラファールやユーロファイター・タイフーンと同様。
1.水平尾翼を持たない三角形の主翼(=無尾翼デルタ翼)、
2.機首部で揚力を得るカナード翼を使用したデザインを採用。
ラファールとタイフーンは、2基のターボファン・エンジンで飛行する。
Gripenは、1基のターボファン・エンジンで飛行する。
Gripenの航続距離:
Gripenの航続距離や兵装搭載量は、「ラファール」「タイフーン」の半分である。
複合材料で機体を極限まで軽量化。
最大速度は両機を上回る。マッハ2.2に達する。
Gripenの価格:
Gripenは高い運動性や速度性能のわりに、価格が安い。
スウェーデン政府とサーブ:
資金に余裕が無い国にはリース契約による貸し出しを行う。
Gripen導入国への見返り:
その国で部品製造を実施、またはその国の特産品を購入する。
チェコ、ハンガリー、南アフリカ、タイ4か国に輸出された。
イギリスの王立テストパイロット学校:
王立テストパイロット学校が、Gripen1機を運用。テストパイロットとエンジニア養成を行っている。
Gripenのエンジン:
F/A-18「ホーネット」戦闘機と同じく、「F404」ターボファン・エンジンを搭載。
Gripen Eのエンジン:
F/A-18E/F「スーパーホーネット」と同じく、「F414」ターボファン・エンジンを搭載。
軽量な機体に、パワーの大きな「F414」エンジンを組み合わせた。
Gripen NG:
F-22などと同様、アフターバーナーを使用せず。
超音速で飛行する「スーパークルーズ」能力を備える。
Gripen Eの電子戦装置:
Gripenに比べ、強化された。
1.AWACS(早期警戒管制機)や地上のレーダー施設を妨害する。
2.自機の囮を作り出す電子機能「AREXIS」搭載を計画中。
中南米でシェア拡大:
Gripen Eの採用国:2023年7月時点
Gripen Eは、スウェーデン空軍に60機。
ブラジル空軍に、28機(=F-39E)を採用済。
SAABは、ブラジルで製造したグリペンE/Fを、コロンビアやエクアドルなど中南米諸国に提案する。