ソフトバンクとOpenAI:日本でAI網を構築

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ソフトバンクとOpenAI:日本でAI網を構築

・日本の大手企業500社に参加要請へ

・先進20社の生成AI活用例を一挙公開

日経クロステック掲載記事からSummaryをお届けします。

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ソフトバンク・グループ:(SBG):

日本のAIインフラ整備に、米オープンAIと共同で乗り出す。

1.日本全国にAI開発向けのデータセンターを建設

2.発電施設を併設し、その電力需要を賄う計画

孫代表が、「トランプ米大統領に表明したAIインフラ投資」の日本版である。

日本企業500社と会議開催:

2月3日、ソフトバンクGとOpenAIが、日本企業500社超と東京で会合を開く。

運輸や製薬、金融、製造、物流など、多くの大手日本企業が参加する。

2023年、生成AIブームに最初に火が付いた。

MicrosoftのAzure OpenAI:初期段階

「Azure OpenAI Service」など、生成AIサービスが登場した。

1.「生成AIのチャット環境を展開する企業」が相次いだ。

2.とりあえず導入してみる姿勢の企業が多かった。

生成AIシステムの導入:発展段階

それから2年。

汎用的な用途だけでなく、マーケティングやコールセンターなど、生成AIシステム導入が広がってきた。

キリンホールディングス(HD)や、富士フイルムHDなど多くが、本格導入に乗り出した。

先進20社の取り組みから、生成AIを活用した業務効率化・高度化のノウハウを探った。

セブン&アイHD:メールマガジン作成:

デジタルイノベーション部:宮路敬志

1.業務効率化を見据え、マーケティング業務を見直し。

2.業務プロセスごとの、全タスクを洗い出した。

業務プロセスを生成AIで再構築:

1.「開封率の高いメールマガジン作成に生成AIを使う」方針を決定。

2.外部委託費で、84%の削減を達成した。

3.店舗支援や顧客体験の向上析プロジェクト

損保ジャパンは全社員をデジタル人材に データ活用の土壌をつくる育成法 | バックオフィス進化論 presented by インフォマート

損害保険ジャパン:保険引き受け:

1.「保険引受けや規定に関する照会対応」を支援する生成AIを内製。

2.「マニュアルやQ&Aデータなど」社内文書を参照して回答を生成。

利用回数は1万回:3カ月で実現

1.2024年10月から営業店8部店、本社商品部に展開

2.2025年1月10日時点で利用回数は1万回を超えた。

生成AIの活用例(1)

先進20社の取り組みを一挙公開:

1.セブン&アイ:生成AI活用で「外部委託費84%減」(2025.02.03)

2.住友商事:「MS 365 Copilotで年12億円削減」全社巻き込む生成AI活用(2025.02.05公開予定)

3.三菱電機:「図入り設計書を生成AIで要約」RAG攻略の鍵はデータ整備とプロンプト(2025.02.07公開予定)

4.パナソニック:「生成AIを工場で利用」家電向けの搭載目指す(2025.02.10公開予定)

5.三井物産:「識別モデルとLLMを併用し精度向上」生成AIとの共生システム(2025.02.12公開予定)

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/03085/013000001/