ニコン:トラッキング光無線通信技術を実証:360度・追尾可能(動画):   Nikon: Tracking optical wireless technology: 360 degrees, tracking:  尼康:演示跟踪光学无线通信技术:360度,可以跟踪

ニコン:トラッキング光無線通信技術を実証:360度・追尾可能(動画):  
Nikon: Tracking optical wireless technology: 360 degrees, tracking: 
尼康:演示跟踪光学无线通信技术:360度,可以跟踪

ソフトバンク:
ニコン:

光無線通信技術の新たな利用シーンを創出しました。

  1. AI(人工知能)技術、
  2. 画像処理技術、
  3. 精密制御技術を統合活用。

「トラッキング光無線通信技術」:

2台の通信機が、双方向で、360度追尾可能な「トラッキング光無線通信」。

2020年12月、世界で初めて実証に、成功しました。

背景:

これまで電波通信では、高速・大容量化を追求。

波長の長い電波から、波長の短い電波まで、利用が進んできました。

5Gでは:
従来レーダーなど、「波長が極めて短く光に近い性質を持つミリ波の活用」が進んでいます。

6Gでは:
ミリ波よりも波長が短く、「ミリ波と同様に用途が限定されていた“光”の活用」も期待されています。

しかし光では:

「電波よりも極めて直進性が高く、電波と異なり、水中は透過するが物体は透過しない」という性質を持ちます。

  • 光の活用には見通し(LOS:Line of Sight)の確保と、
  • 通信機同士の双方向トラッキング技術が必須となります。

取り組み概要:

  1. 水平方向360度、
  2. 垂直方向50度の追尾性能を持つ
  3. トラッキング光無線通信機を開発しました。

2台の通信機:

互いに捕捉することで光軸を合わせ、通信機それぞれが移動しても途切れずにデータ通信する実証に成功しました。

今回・実証試験の結果:

街中での活用を見据え、「安全なLED光無線通信機(通信距離:100m, 通信速度:100Mbps)での実証」を行いました。

今後、更に高出力なレーザー光を用います。

  1. 長距離化、高速化、小型化による車車間通信や路車間通信、
  2. 無人搬送車など産業用ロボットやドローンとの通信、
  3. 電波が通らない水中での無線通信など、

専門性の高い領域で、新たな市場を創出します。

Nikon | ニュース

https://www.nikon.co.jp/news/2021/0318_01.htm

ソフトバンクとニコン、360度追尾可能な「トラッキング光無線通信技術」の実証に世界で初めて成功

企業・IR | ソフトバンク

https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2021/20210318_01/