マノール・ジュネーブ店:ガシャポンの販売を開始へ
・ゲンキ・コープがガシャポン100台を提供
・ルガーノ、バーゼルでも、特設スペースを設置へ
JETRO掲載記事からSummaryをお届けします。
ゲンキ・コープ:「ガシャポン」
スイスでポップカルチャー関連商品の卸売業を営む.
2024年5月25日~7月24日、スイスのマノール・ジュネーブ店に開店。
バンダイナムコホールディングスの仏グループ会社と連携する。
特設スペースに、「ガシャポン」100台を設けた。
スイスの大手百貨店マノール:
1.ジュネーブ店での特設スペースは好評を博し、常設化が決定。
2.ルガーノ、バーゼルなどの都市でも、特設スペースに設置する。
ガシャポンの企画や、スイスでの日本のコンテンツの普及状況を聞いた。。
ゲンキ・コープ マーケティング部長: ピエール・アンドレ・グラスレー氏
ゲンキ・コープは2007年に設立され、従業員は現在11人だ。
1.バンダイから、正規ライセンスのアニメ・キャラクター商品を仕入れる。
2.専門店やオンラインショップ向け販売を営む。
3.スイスでの正規ライセンス品・ディストリビューターは、5社のみ。
ゲンキ・コープの優位性:
1.ゲンキ・コープは、スイス国内に在庫を持ち、少量注文にも応える。
2.ローザンヌ近郊・アクレンスの1,000㎡の倉庫で、2万7,000点の商品を保有。
そのうち、日本のコンテンツ関係商品が、5~6割だ。
「ONE PIECE」、「呪術廻戦」、「鬼滅の刃」:
最も売れている作品は「ONE PIECE」で、「呪術廻戦」と「鬼滅の刃」が続く。
スイスの百貨店Manor:ジュネーブ店:
Manorは、バンダイの仏グループ会社と連携した。
1.Manor・ジュネーブの玩具フロアに、ガシャポン機100台を集めた。
2.特設スペースを5月25日~7月24日の期間限定で解説。
ガシャポンの販売プロジェクト:
現在、バンダイは、フランスやドイツ、イタリアへの進出を狙う。
1.トークンを購入し、そのトークンをガシャポン機に入れて使う。
2.通貨の異なる国にも展開を容易にする仕組みだ。
今回、言語圏を含めた文化的多様性をもつスイスが、検証市場である。
ガシャポンの価格:
商品は、1つ当たり4~6スイス・フラン(1CHF=174円)
1.アニメなど、キャラクター・ライセンス商品が7割。
2.かわいい海の動物などのライセンス外商品は3割だ。
ガシャポン購入の顧客層:
特に「とっとこハム太郎」や「星のカービィ」のガシャポンが人気だった。
1.2日ごとに訪れて購入する人や、家族連れで購入する人
2.好きだったコンテンツを見つけ、購入する人など
ガシャポン売れ行きが好調:
1.当初売り上げは、週当たり4,000CHFを予想していた。
2.最初の4週間で、週平均6,000~1万CHFと大きく予想を上回った。
ジュネーブ店での特設スペースの常設化、ルガーノ、バーゼルでも特設スペースを設置する。
Digitec Galaxus:Migrosのオンラインショップ:
過去4年ほどで、スイスの大手スーパーチェーンが、日本のキャラクターグッズを販売。
最近は、2大スーパーマーケット・COOPと取引を開始した。
1.小売店や専門店、オンラインショップは、新商品を探している。
2.日本で流行したもので、欧州でヒットしそうなものを予測したい。
日本のポップカルチャー:
1.欧州での支持層は、若者から家族連れに広がっている。
2.2.スイスから日本への旅行者が増加、日本に対し好感を抱く。
「漫画などで描かれる本当の日本を体験したい」という欲求がある。
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2025/5f7ef7d1fffa7c65.html