KDDI：世界最速の暗号アルゴリズム：「Rocca」（動画）：
KDDI: The world’s fastest cryptographic algorithm: “Rocca”：
KDDI：世界上最快的密码算法：“Rocca”
ーBeyond 5G・6G時代見据えー
KDDI総合研究所
兵庫県立大学11月9日、「高速大容量通信を実現するBeyond 5G・6G通信」に対応した暗号アルゴリズム「Rocca」を開発した。
処理速度は、138Gbpsで世界最速としている。
暗号アルゴリズム「Rocca」：
Roccaの鍵の長さは256ビット。
- 認証機能を統合して、
- データの改ざんがないことを保証する、
- 「認証付き暗号」を開発した。
KDDIの暗号アルゴリズム「Rocca」：
Roccaの処理速度は、米国標準の暗号アルゴリズム「AES」と比較して4.5倍を達成。
100Gbpsに対応：
256ビットの鍵長に対応した認証付き暗号アルゴリズム。
初めて100Gbpsを超えたという。
ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2111/09/news084.html
「Rocca」：Beyond 5G/6Gの高速暗号アルゴリズム
ー鍵長256ビットで138Gbpsを達成ー
Roccaの特徴：
PCやスマホCPUで、高速処理可能な演算（AES-NIを含む）を、主な構成要素とした。
これらを効率よく並列処理することで、高速性を実現している（図1）
加えて、十分な安全性が確保できる構造に配置して、高速性と安全性を両立している。
KDDI総研
兵庫県立大学大学院Beyond 5G/6G（5G/6Gの次の世代）に求められる処理性能を備えているとアピール。
今回の成果：
暗号のソフトウェア実装に関する国際会議「28th annual Fast Software Encryption conference」（FSE2022）に採録された。
2022年3月に、発表予定である。
Beyond 5G/6Gの領域：
100Gbit/sを超える通信速度を目標に、研究開発が進められていり。
以下の3つの要件を挙げている。
これらを備えた暗号アルゴリズムとしてRoccaを開発したという。
(1)大容量映像伝送などの超高速通信の実現に向けて、同様の処理性能を持つ暗号アルゴリズムが必要になること
(2)量子計算機による解読への耐性を持たせるため、256ビットの鍵長が必要になること
(3)データが改竄されていないことを保証可能なアルゴリズム（認証付き暗号）であること
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