JAXA:光衛星間通信(LUCAS)を実証:波長1.5µm・レーザ光(動画):
JAXA: Optical satellite comm (LUCAS): Wavelength 1.5 µm, laser light:
JAXA:演示卫星间通信(LUCAS):波长1.5 µm,激光
JAXA:
11月29日、種子島宇宙センターからH-IIAロケットを発射すると発表しました。
H-IIAロケットには、光衛星間通信システム(LUCAS:Laser Utilizing Communication System)が搭載されます。
ロケットの打ち上げは午後4時15分から6時15分の間に行われる見込みです。
光衛星間通信システム:(LUCAS)
今回搭載される通信衛星は、「光衛星間通信システム(LUCAS)」です。
地球周回軌道にいる、別の衛星が取得したデータを、
静止軌道上に位置する通信衛星に送信します、
その後、この通信衛星が地上局へとデータを送信する仕組み。
地上局へデータ送信:
地上局と観測衛星だけで行われる直接通信の場合は、地球1周90分のうち10分しか通信時間が確保できません。
大容量のデータ送信:
しかし、「一度、静止軌道上の、別の通信衛星にデータを送れば、通信時間は4倍になる」ということです。
この技術により、大容量のデータを送ることが可能になります。
sorae ・宇宙へのポータルサイト
https://sorae.info/space/20201031-h2a.html
ミッション:光衛星間通信システム(LUCAS)
JAXAが開発中の「光衛星間通信システム」(LUCAS:Laser Utilizing Communication System)
衛星間のデータ中継:
地球観測衛星(低軌道衛星)⇔光データ中継衛星(静止衛星)間のデータ中継を、実証します。
波長1.5µmの目に見えないレーザ光を用います。
宇宙空間での光通信を実現:
- 観測衛星で取得された観測データ(画像等)を、
- いったん静止衛星が中継し、
- 静止衛星から地上局に送る仕組みです。
地上局1局との直接通信:
- 地上局1局との直接通信の場合、
- 観測衛星の地球1周(約90分)のうち、
- 10分程度しか通信時間が確保できません。
LUCAS方式での通信:
約4倍の軌道周回1周の約半分の期間通信することが可能となります。
JAXA ・第一宇宙技術部門 サテライトナビゲーター