📡JAXA | スペクトラム拡散通信方式で、通信衛星向け受信機を共同開発
~電波干渉や電波妨害への耐性などを大幅に向上~
NECとJAXAは、JAXAが開発したマルチモード統合トランスポンダ(注3)の設計を基に、周波数検出の時間短縮を可能とするスペクトラム拡散符号検出アルゴリズムを複数考案しました。
これら複数のアルゴリズムを計算機シミュレーションや試作検証により1つに絞り込み、設計パラメータの最適化を行うことで、従来方式と比較し、50倍以上(17dB以上)の電波干渉波や電波妨害波の信号強度に耐えられる性能への向上と、同程度の初期捕捉時間(平均5秒以下)を両立することに成功しました。
これにより、従来よりも通信障害の発生頻度が低く、負担の少ない衛星運用が可能となります。