日本のAUV:水深6000mのレアアースを採掘へ
Japan’s AUV: To mine rare earths at a depth of 6,000 meters
日本AUV:將在6000公尺深處開採稀土
・南鳥島沖の海底からレアアース泥を引き上げ
・2028年以降、日本がレアアースを抽出・生産
日経新聞掲載記事からSummaryをお届けします。
日本の政府戦略:
4月26日、日本の海洋政策で「海洋開発の重点戦略」を決定した。
日本の戦略的イノベーション創造プログラム」:
水深6000メートルの海底のレアアース抽出技術を確立する、
南鳥島周辺の海底でレアアース採掘へ:
1.2028年度以降、生産体制を整える目標を示した。
2.レアアース国産化で、サプライチェーン強靱化を図る。
自律型無人探査機(AUV)の開発:
2024年6月から、民間の実証試験に、政府が費用を全額負担する。
2027年まで、洋上風力発電検査で試行し、事業モデルを構築する。
日本の海底探査技術:
2030年までに、日本の水中ドローン産業を育成、海底探査技術を海外に提供する。
①水中ドローン
②海洋状況把握
③洋上風力
④南鳥島開発
⑤国境離島
⑥北極政策――を重要分野に指定した。追加も検討する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA266HU0W4A420C2000000/
日本海洋機構:AUVで南鳥島沖のレアアースを探査
日本経済新聞(2023年9月15日)
日本の海洋研究開発機構:
小笠原諸島・南鳥島深海のレアアース泥採掘に向け、調査を開始。
自律型無人探査機(AUV)で調査:
2023年7月から8月にかけて、海底探査を実施した。
2023年12月から、2回目の海底探査を実施する、
戦略的イノベーション創造プログラム:(SIP)
2025年に試掘開始へ:
今後、年間2~3回の探査を行い、2025年に試掘を開始する。
今後、2025年試掘開始に向け、詳細データを蓄積する。
1回目の海底探査実施:
1回目の海底探査を、7月25日から8月11日に試験的に実施した。
水深5600mの海底から高度20メートルの地点で、海底構造などを調査。
日本海洋機構の発表:
水深4000mよりも深い地点で、日本で初めてAUVを稼働。
船上から音波で調べる手法は、解像度が落ちる。
特に、海底の詳複雑な地形を詳細に把握するは難しい。
日本の自律型無人探査機(AUV)
AUVを使えば、広範囲かつ効率的に調査できる。
遠隔操作ロボットを使う場合、ケーブルが必要となる。
日本のAUVによる探査結果:
1.海底地形の凹凸の変化を、100m単位で詳細に測定。
2.今回、厚さ20cmの薄いレアアース地層も把握可能。
3.ソナーを使うことで、海底断面画像をより鮮明に得られた。
従来の船上からの調査に比べて、解像度を数十倍も精度が高い。
南鳥島周辺の海底地形:
1.レアアースを高濃度で含む泥が大量に存在。
2.2025年の試掘で、大量のレアアースを採掘。
2027年度には、産業化に必要な10分の1にあたる分量を確保する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC139OI0T10C23A9000000/
日本政府:水深7000m級AUVを開発、海洋探査へ
日経新聞(
水深7000m級のAUV開発:
水深7千メートルに耐えられるAUVの開発プロジェクトが開始した。
自律型無人探査機(AUV)について、政府は2025年運用開始の予定。
南鳥島沖は水深 5, 600mの海域:
世界で有数の深さがある’日本海溝の底’まで、潜水を可能にする。
安全保障の観点からレアアース(希土類)や地震の調査に活用する。
日本の自律型無人潜水機(AUV):
日本の従来型AUVは、水深4000mの潜水が限界だ。
民間企業へ技術を公開へ:
海洋研究開発機構(JAMSTEC)が民間企業へ技術を公開する。
ドローンの動きを制御する重要ソフト技術を開放する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA247G40U3A121C2000000/