日本:HDS社、「はやぶさ2」に提供:精密制御用減速機(動画):
Japan:HDS provided to Hayabusa2: Speed reducer for precision control:
日本:HDS,提供给“ Hayabusa 2”:用于精确控制的减速器
ー宇宙開発で大注目、日本の「スゴい企業」ー
世界の宇宙開発:
世界の宇宙開発をリードしてきたのは、アメリカとロシア。
アメリカの宇宙開発:
90年代以降、米国の宇宙開発予算の削減が、顕著になりました。
2011年、スペースシャトル計画が終了後、ロシアのロケットを使用していました。
今後、NASAは民間宇宙船を使い、コストを抑え、宇宙開発を維持する方針。
日本の宇宙開発:
もうひとつの宇宙開発の進歩は、惑星探査で、日本が世界をリード。
宇宙船開発や宇宙旅客分野では、アメリカや中国などに、軍配が上がります。
一方、科学研究の惑星探査においては、日本が世界を引っ張っていく存在です。
JAXAのプロジェクト:
JAXAが、プロジェクト統括し、
- NECや三菱重工などが中心となって、
- 開発された、「はやぶさ2」には、
- 多くの日本企業の部品が、採用されている。
注目企業は、ハーモニック・ドライブ・システムズ(HDS社)
HDS社は:
- 減速機や軸受など、
- モーターを組み合わせた制御機器、
- トータル・モーション・コントロールを、
世界オンリーワン企業として、精密機器を提供中。
- 産業用ロボットや
- 手術用ロボットなど、
- さまざまな機械装置の高精度化、軽量化に貢献。
まさに、軽量かつ高精度を要求される惑星探査機には、不可欠な存在だ。
日本の惑星探査機「はやぶさ2」:
HDS社の「ハーモニックドライブ」と呼ばれる減速機が、初代・2代目「はやぶさ」に導入されているのだ。
ハワイ島のすばる望遠鏡:
その他、「はやぶさ2」を観測したハワイ島の「すばる望遠鏡」でも、ハーモニックドライブなど、HDS社の製品が使われている。
「はやぶさ2」の帰還:
はやぶさ2帰還まであと1週間。
その成果と共に、HDS社の成長についても注目していきたい。
マネー現代 | 講談社
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/77830?page=1&imp=0
2020/09/30 — すでに打ち上げられたNASAの火星探査用ローバーには、ハーモニックの減速機が1台あたり19個使われている。
宇宙用途には1983年から出荷。
波動歯車装置は1段で高減速比が得られるので、軽量化が必須の宇宙機器に向いている。
- 太陽電池パドルを太陽に向けるための回転軸の駆動、
- 高利得アンテナを地球に向けるための駆動軸用途、
- 宇宙用ロボットの関節駆動用など、
宇宙分野での波動歯車装置の用途は広い。天体上を走行する探査ローバーの車軸駆動用にも使われる