日本のフルーツケーキ:シンガポールで大人気
Japanese Fruitcake: Popular in Singapore
日本水果蛋糕:在新加坡很受歡迎
ーシャインマスカットや白桃の新鮮さー
ーシャトレーゼの海外店が、171店にー
プレジデントオンライン掲載記事からサマリーをお届けします。
日本のシャトレーゼ:
シャトレーゼの海外事業が好調だ。
シンガポール進出から8年で、42店舗に拡大。
シンガポールで最大手の菓子チェーンになった。
世界で171店舗展開
シャトレーゼは、洋菓子、和菓子を主力商品とする小売りチェーン
日本の店舗数は770店。売り上げは1175億円。
国内売り上げが、前年比17%も伸びている。
海外店舗の国別内訳
海外店舗の各国別内訳は次の通りだ。
香港74店、中国4店、台湾1店
シンガポール42店、インドネシア23店、
マレーシア17店、タイ5店、ベトナム2店、
ドバイ3店舗 ※2023年8月現在
人気の秘密はどこにあるのか。
「日本のフルーツケーキ」:
シャトレーゼが、シンガポールで大人気。
今まで、新鮮な果物を使うケーキが少なかった。
欧米のケーキショップ
欧米では、チョコレート、バタークリームケーキ、パイ、クッキーが中心。
コンフィチュールやジャムを使っている。
新鮮な果物を使うケーキは少ない。
日本のケーキショップ
「日本のフルーツケーキ」は、シャインマスカットや白桃をどっさり載せる。
こんなケーキを、欧米ではまず見かけない。
シャトレーゼは、空輸便を使って、新鮮な果物を海外に輸送。
新鮮な果物をケーキ材料にする発想なのだ。
果物の持つ意味:
海外では、果物は青果店に野菜と一緒に並んでいる。
日本では、新鮮さ甘さを追求したスイーツなのだ。
日本の果物:
日本の果物は「水菓子」である。
甘みと水分を含んだデザートの役割がある。
だから、ケーキの上に載せて食べる発想が生まれた。
「日本の四季」を販売
ケーキだけでなく「日本の四季」を売っている
日本では、四季に合わせ果物が栽培されている。
いちご、さくらんぼ、スイカ、桃、梨、柿、りんご、みかん……。
果物が載ったケーキを買って食べることで、日本の四季を味わえる。
シャトレーゼの戦略
日本が持つ四季と季節の果物という強みを活用している。
シャトレーゼは、次元の違う高等戦略で海外進出している。
次に狙うのは、小さな店を住宅街のなかへ出すこと。
会長の齊藤
シンガポールの子どもに、気軽にフルーツケーキを食べてもらいたい。
気軽な値段で、新鮮なお菓子を、楽しんでもらいたい。
シャトレーゼは、日本の四季、季節の果物という風土と文化を売っている。
日本だけが持つ自然の恵みと文化を合わせて紹介している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f2ad293a6c42e4c2098049b8a9435dfa7f40ef3?page=3