独TKMS :仏SAFTによるLIB導入を希望!
Germany’s TKMS: Hoping to introduce LIBs from France’s SAFT!
德國TKMS:希望法國SAFT引進LIB!
・日本のMHI 、Taigei にLIB搭載、稼働中
・Naval Group、 Scorpene Evolved と Blacksword Barracuda で採用へ
Meta-defense掲載記事からSummaryをお届けします。
独TKMSの潜水艦:
ティッセン・クルップ・マリン・システムズは、ドイツの海軍および潜水艦の設計会社。
現在、AIP・通常動力潜水艦市場では文句なしのリーダーです。
実際、TKMSの Type 209、Type 212、Type 214 が、現在、世界の潜水艦艦隊の半数以上に納入した。
1.しかし、独TKMS には独自のLIB技術がない。
2.今後、仏の技術による最新LIB装置を導入したい。
独TKMSの技術優位性に綻び:
独TKMSは、カナダの新型潜水艦・入札競争で、他国から脅かされている。
1.フランスNaval Groupの Scorpene Evolved および Blacksword Barracuda、
2.及び韓国の Hanwha Ocean の KSS-III が、TKMS のシェアを直接脅かす。
独TKMSはLIB開発で出遅れ:
LIB分野では、ドイツの潜水艦は、他国より遅れている。
1,今まで独TKMSは、AIP 技術によりType 214 販売の優位を築いた。
2.しかし、LIB技術は、鉛蓄電池や AIP 技術よりも優れている。
LIB技術を導入すれば、大幅に潜水艦の保守負担が軽減される。
独TKMSのLIB導入策:
TKMS は、ドイツ海軍にLIBを搭載するよう依頼した。
1.現在運用中の 212A 型潜水艦 6 隻のうち、 1 隻に搭載する。
2.このタイプで、システム開発・評価を行い機能を確認する。
これで、ドイツ海軍とノルウェー海軍向け 212 CD 型など、他の潜水艦にも流用する。
また、カナダ海軍向け提案にも、LIBを搭載することを約束した。
AIP 技術が終焉を迎える:
AIP(Air-Independent Propulsion)の潜水艦用無酸素システムの技術。
AIPシステムは、貯蔵酸素を噴射して、ディーゼルエンジンで燃焼させる。
独潜水艦は、未だ最新のLIB技術を保有していない。
1.TKMS は、ドイツ海軍の支援を求めている(=212A 型潜水艦でLIBをテスト)
2.TKMS は、LIB技術で、フランス SAFT のバッテリー・セルを搭載する予定だ。
’Taigei’は新型LIB搭載:
1990 年代、LIB特性を利用して、電気を蓄積・回復するLIB技術が登場。
1.2022年3月、日本の’Taigei’が就役するのに、さらに15年を要した。
2.日本の’Taigei’の就役は、ごく最近のことである。
’Taigei’は、システムの効率性と、何よりも安全性を重要視したのだ。
https://meta-defense.fr/en/2024/09/26/tkms-batteries-lithium-ion-type-212a/