米シカゴ市:起亜と現代自動車を提訴
City of Chicago: Sues Kia and Hyundai Motors
芝加哥市:起訴起亞和現代汽車
ーエンジンイモビライザーを搭載せずー
ー2011年から2022年に販売の米国車が対象ー
ジェトロ掲載記事からサマリーをお届けします。
シカゴ:ブランドン・ジョンソン市長(民主党)
8月24日、同市が韓国自動車メーカーの起亜と現代自動車を提訴した。
シカゴ市は、両メーカーの韓国本社と米国法人を起訴。
両社は、複数車種に盗難防止装置エンジンイモビライザーを搭載しなかった。
裁判所提出の訴状:
クック郡の巡回裁判所に提出された訴状
車両盗難、無謀運転、物的損害に関連した、暴力的犯罪が急増した。
エンジンイモビライザーの搭載状況:
両メーカーは、米国以外の販売車には盗難防止装置を搭載済だ。
しかし、2011年から2022年に販売の米国車については、搭載していない。
両社は、これらの車に『先進的な安全機能が備わっている』と消費者を欺いた。
両メーカーの行為が市の消費者保護法に違反した。
シカゴ市の車両盗難件数:
2022年上半期の500件から、下半期には8,350件以上に急増。
2023年、シカゴでの盗難車両件数の半数以上を占めている。
起亜と現代の集団訴訟:
両社の車両が盗難に対して脆弱なことが問題で、集団訴訟を起こされた。
2023年5月に2億ドル相当の和解金で合意した。
集団訴訟での和解内容:
保険でカバーされない
盗難関連の車両損失、
顧客への現金補償、
保険免責金額、
保険料増加分、
盗難関連損失など、
この集団訴訟では、起亜、現代の900万台が対象。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/08/8ab61ff77d7ed31b.html
City Of Chicago Files Suit Against Automakers Kia And Hyundai,
A critical defect in the companies’ vehicles led to a car theft crisis.,
CHICAGO – Mayor Brandon Johnson
August 24,
announced today that the City has filed a civil lawsuit against Kia and Hyundai Motor Company
for their failure to include industry-standard engine immobilizers in multiple models of their vehicles,
resulting in a steep rise in vehicle thefts and a wide array of related violent crimes in Chicago.,