中国原子力年鑑:中国の放射性廃棄物の実態
China Atomic Energy Yearbook: The reality of radioactive waste in China
中國原子能年鑑:中國放射性廢物的現實
ー日本のトリチウム年間放出量は、毎年22兆ベクレルー
ー中国のトリチウム年間放出量は、毎年218兆ベクレル ー
Yahoo!・エキスパートニュースから抜粋をお届けします。
在北京日本大使館:
今年7月10日、在北京日本大使館が、日本の放射性廃棄物の実態を発表した。
処理水に関するQ&A:(最新版)
「日本の福島第一原子力発電所の実態」につき説明した。
どれくらいの量の放射性物質が混ざっているのか?
どれくらいの量の処理水を海に放出しているか?
ALPSで規制基準以下に浄化:
日本は、トリチウム以外の全ての核種につき、ALPSによる浄化を実施中。
「ALPSで規制基準以下に浄化」して、「安全確認済の水のみ」を放出している。
ALPSで除去できないトリチウム:
日本は、トリチウムを海水で1500Bq(ベクレル)/L以下に希釈している。
規制基準値以下に希釈した上で、海に放出しているのだ。
WHOガイドラインを遵守:
これは、日本の規制基準値の1/40である。
WHOガイドライン・飲料水基準値の1/7となる。
中国の放射性廃棄物の実態:
中国原子力年鑑に記載。
中国は、「原子力施設の放射性核種を含む廃水」について、中国原子力年鑑で現状を説明。
2021、2022版の中で、データを列挙して解説している。
中国の現状説明:
中国は、IAEA国際基準に基づき、トリチウム等の放射性核種を含む廃水を、海洋に排出している。
因みに、トリチウムの年間放出量につき、日本と中国を比較してみた。
日本のトリチウム年間放出量:毎年22兆ベクレル
福島第一原子力発電所では、「ALPSによる浄化及び海水による希釈処理」を実施している。
「トリチウムを毎年22兆ベクレル放出している」と試算された。
中国のトリチウム年間放出量:毎年218兆ベクレル
日本は、秦山原子力発電所・年間排出量218兆ベクレルの10分の1である。
広東省の陽江原子力発電所、
福建省の寧徳原子力発電所、
広東省の紅岩河原子力発電所の、
年間排出量の5分の1に相当する。
中国のトリチウム年間放出量:2020年、2021年の内訳
2020年:
秦山第3原子力発電所 143兆ベクレル
陽江原子力発電所 122兆ベクレル
寧徳原子力発電所 111兆ベクレル
紅沿河原子力発電所 107兆ベクレル
2021年:
秦山原子力発電所 218兆ベクレル
陽江原子力発電所 112兆ベクレル
寧徳原子力発電所 102兆ベクレル
紅沿河原子力発電所 90兆ベクレル
(出典:中国原子力年鑑2021、2022)
中国核能(原子力)年鑑を調査:
中国原子力年鑑の記載数値は、中国核能(原子力)年鑑を転載したもの。
実際に、中国が出版している中国核能(原子力)年鑑オリジナルを調べた。
2022年の年鑑:現在は、ネットに公表されていない。
2021年の年鑑:ネットに公表されていたが、検索出来ず。
(https://img.china-nea.cn/ebook/hnnj/hnnj2021/mobile/index.html#p=80)
アクセスしようとしたが、外部からのアクセスが不能。中国の知人にアクセス依頼した。
関連部分をダウンロード:
上記に示すのが2021年の『中国核能年鑑』の関連部分である。
関連部分を赤で囲んで日本語注釈を添えた。
ここでは4個所のデータしかない。
残りの4個所のデータ:
同じ原発の2022年年鑑のデータである。
2022年年鑑は現在アクセス不可で、証拠を取れない。
中国の急所は何か:
中国は、
「日本の半導体製造装置の輸出規制」に我慢ならない。
「アメリカの指示通りに日本が行うこと」を許せないのだ。
このままでは、中国の経済は発展し得ない。
今後、中国製造業が不振に陥り、失業者も増える。
中国の対日制裁措置:
中国は日本に対し、「貿易で不当な制裁を受けているとの認識」だ。
中国は、貿易制裁を日本にかけて報復するのだ。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/dd91fd5500e47ff6c8b6ef8a9dfc5b2212434805