CES 2020:見どころを一挙紹介 5G最先端デジタル技術:
CES 2020: Highlights at a Glance 5G Advanced Digital Technology:
CES 2020:5G先进数字技术概览
CES 2020:世界最大の展示会
2020年年明け早々、1月7~10日の4日間、米ネバダ州のラスベガスで開催。
今回は、間近に迫った「CES 2020」の動向や見どころを解説します。
「CES 2020の注目リストのナンバーワンは5G」と言っても過言ではない。
5Gサービス:各国稼働状況
日本では、2020年春以降サービス開始と想定される。
ヨーロッパ、中国、韓国では、一部地域で5Gがスタートしている。
しかし、「ミリ波を使った本格的なサービスにはなっていない」
5Gスマホ:各メーカー5G新製品
2019年秋、サムスン、LG、ファーウェイ、ソニー、シャープなどが、5G対応スマホを発表した。
CES 2020で5G対応の新製品(実質的な5G戦略商品)をリリースするのは確実な情勢だ。
5Gスマホ半導体:「Snapdragon」:(SoC:システムオンチップ)
5Gスマホ半導体では、「米クアルコム1社が、供給を独占している状況である」ことに特に留意したい。
現在、インテル(CES 2018で5G参入を表明)が、開発を断念した。
クアルコムの半導体「Snapdragon」(スナップドラゴン)が市場シェア100%を握る。
12月4日最新半導体を発表した。
- 「Snapdrgon865」(ハイエンド向け)
- 「Snapdragon765/765G」(ミドルレンジ向け)
5Gモビリティ:各メーカー5G新製品
5G導入を前提に、モビリティ(自動運転、運転支援、MaaS:Mobility as a Service)の開発が進む。
モビリティの進化は、喫緊の社会課題である交通渋滞や事故を減らすだけでない。
CES 2018では、トヨタの「e-Palette」がコンセプトを提示、CES 2019でフォロワーが出現した。
5Gモビリティ:画像チップ(GPU)
2017年、エヌビディア(GPUメーカー)が、自動運転用プロセッサ(SoC)を発表、レベル4自動運転を目指した。
しかし、エヌビディアは、本業の画像チップの売り上げが低迷、株価も急落した。
CES 2019でも、レベル4自動運転への期待は、一気にしぼんでしまった。
5Gモビリティ:CES 2020注目点
CES 2020では、
インテル傘下のモービルアイ(イスラエル)が、ADAS(先進運転支援システム)を提供
トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)が、高度安全運転支援機構「ガーディアン」の安全技術を提供。
仮想現実(VR)/拡張現実(AR)/複合現実(MR)
「XR」の領域は。ゲームやスポーツ中継放送といったエンターテインメント領域だけではない。
- モノづくりの現場での作業効率化
- や機械の保守整備での作業効率化
- や先端医療などでのソリューションが期待されるテクノロジーでもある。
マイクロソフト:(Hololens 2):
現実とCGを融合体験できる複合現実(MR:Mixed Reality)のデバイスであり、バーチャルな3Dオブジェクトを映し出すことができる。
「ホロレンズ2」は今年11月初旬に全世界で法人向けに発売されたばかり、CES 2020でプロモーションの可能性が高い。
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