カナダ:最大12隻の潜水艦を調達へ
Canada: to procure up to 12 submarines
加拿大:採購最多12艘潛水艇
・カナダが潜水艦調達に関するRFIを発行
・カナダ国内ではなく海外建造を予定
Grandfleet掲載記事からSummaryをお届けします。
カナダ:最大12隻の潜水艦を調達
カナダは最大12隻の通常動力型潜水艦を調達する。
情報提供依頼書(RFI)を発行:
2028年までに契約を締結し、2035年までに1番艦引き渡しの予定だ。
1.「技術移転による国内建造」ではなく、「海外建造=完成品の輸入」である。
2.さらに、長距離攻撃兵器による精密攻撃能力も要求している。
RFIの一部内容が判明:
待望のRFIが、9月17日に正式に発行された。
潜水艦の調達スケジュール、調達方法、要求要件の一部が判明した。
カナダの保有潜水艦:
1.カナダが保有する4隻のヴィクトリア級潜水艦は、2034年までに退役予定である。
2.カナダは、最大12隻の新型潜水艦を調達し、東海岸と西海岸に6隻づつ潜水艦を配備したい。
CPSPの設置:Canadian Patrol Submarine Project
後継艦の要件、予算、調達規模、交換スケジュールは何も決まっていない。
正式な後継艦プログラムを立ち上げる事前準備として2023年にCPSPチームを設置した。
国防省の報道官:
1.CPSPチームが、潜水艦保有国、企業、海軍と協力して、RFI条件を精査中だ、
2.フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、韓国、日本と連絡を取っている。
ブレア国防相:今年7月
1.最大12隻の通常動力型潜水艦の取得手続きを開始する。
2.正式な情報提供依頼書(RFI)を秋に発行すると明言した。
待望のRFIが17日に発行され潜水艦の調達スケジュール、調達方法、要求要件の一部が判明した。
「海外建造=完成品の輸入」の予定:
カナダのヴィクトリア級潜水艦は2030年代半ばに退役する。
1.そのため、新型潜水艦に関する契約締結を、2028年までに行う。
2.1番艦の引き渡し時期は2035年までに行う。
調達方法も「技術移転による国内建造」ではなく「海外建造=完成品の輸入」の予定だ。
潜水艦の訓練、インフラのサポート:
カナダ企業は、メンテナンスに必要な技術移転を要求している。
また、魚雷、対艦ミサイル、長距離攻撃兵器の搭載を要求している。
潜水艦の受注競争:
競合はフランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、韓国、日本である。
1.Naval Groupは、Scorpene Evolved(もしくはBarracuda)を提案
2.HDWは、212CDを提案
3.Navantiaは、S-80Plusを提案
4.SAABは、Damenと共同でC-71を提案
5.韓国の現代重工業とHanwha Oceanは、KSS-IIIを提案
6.日本は、たいげい型潜水艦を提案する可能性が高い。