COVID-19:ECMO小型軽量化、治験開始:国立循環器病研究センター:
COVID-19:ECMO smaller/lighter, clinical trial started:National Cardiovascular Research Center:
COVID-19:ECMO体积更小,更轻,开始了临床试验:国家心血管研究中心(NCVC)
国立循環器病研究センター:
4月10日、新型コロナ重症肺炎患者の救命に活用される人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を小型、軽量化しました。
新型を開発し、「医療機器としての実用化を目指した臨床試験(治験)」を、始めます。
- 持ち運べるため、
- 緊急時に使いやすい、
- 血栓ができにくく、長く使えるのも特長、
福嶌教偉移植医療部長:
「将来はドクターヘリに搭載するような使い方も目指したい」と話した。3~4年での実用化を目指す。
共同通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200410-00000178-kyodonews-soci
人工心肺システム「BR13030」
急性重症心不全/急性重症呼吸不全患者/ 補助循環法
安全性および有効性試験(NCVC-ECMO_01)
2020年4月10日
国立循環器病研究センター:
小型・軽量で、長期間使用可能な次世代型人工心肺システム「BR13030(図1)」を開発しました。
2020年3月10日/医師主導で治験
- 国立循環器病研究センター
- 大阪大学医学部附属病院、
- 関西医科大学総合医療センター
- 3施設で実施することとなりました。
COVID-19、SARS、MARS、H5N1鳥インフルエンザなどによる重症呼吸不全の有効な治療手段となることも期待されます。
装置の概要:(図1)
本装置は小型・軽量(29×20×26cm、6.6kg)で、簡単に持ち運びができます。
(易装着性)
- 緊急対応性の実現で、専用回路ユニットを、多機能集積型/超小型駆動装置に装填。
- 即座に使用できるシステムで、4分以内で迅速に起動。
(安全性)
- 内臓バッテリと脱着型酸素ボンベで、1時間/連続使用可能。
- 救急車での搬送中など、院外の緊急装着にも対応。
- 本装置は、優れた抗血栓技術(人工臓器部が開発)を採用。
- 抗凝固療法を最小限に抑えられ、血栓性および出血性合併症を防御。
(長期耐久性)
- 長期動物実験で、装着後2週間(4例)/4週間(3例)の連続心肺補助の実績。
- 全例において、予定期間を問題なく完遂。
本治験で、BR13030の効果を確認し、重篤患者救命に寄与することが期待されます。
プレスリリース | 国立循環器病研究セン
http://www.ncvc.go.jp/pr/release/20200410_press.html
National Cerebral and Cardiovascular Center