ロシア:原油埋蔵量が減少:ロシアの原油が枯渇?(動画):
Russia: Crude oil reserves declining: Russia’s crude oil depleted?:
俄罗斯:原油储量下降:俄罗斯原油枯竭?
ロシア:
ロシアは天然ガスで世界第2位、原油では世界第3位の生産量を誇っている。
ロシア経済危機が深刻:
ロシアの経済は危機に瀕しつつある。
ロシアは、欧米諸国から追加制裁を科されることを非常に恐れている。
ロシア石油産業の重要性:
ロシアの天然ガスが話題になることが多い。
しかし、ロシア経済の屋台骨は原油である。
ロシアの石油産業:
- ロシアのGDPの15%、
- ロシアの輸出の40%、
- 連邦財政の歳入の30%を占めている。
ロシア石油産業に異変:
だが、ロシアの石油産業に異変が生じつつある。
ロシアの原油が枯渇?
ロシアの昨年12月の原油生産量は、「日量1090万バレルで前月と同水準」だ。
OPECプラスは、毎月日量40万バレルの増産を計画している。
しかし、ロシアは自国の生産量目標に4万バレル届かなかった。
ロシアの昨年の原油生産量は「前年比25万バレル増の日量1052万バレル」だ。
「ソ連崩壊後最高・2019年水準(日量1125万バレル)」に達していない。
ロシアの原油埋蔵量が減少:
「ロシアの原油埋蔵量自体が減少していること」が明らかになった。
ロシアを石油大国の地位に押し上げたのは、西シベリアのチュメニ油田地帯だった。
チュメニ油田は減産段階:
大規模な開発が続けられた結果、
西シベリアの原油生産はピークを過ぎ、減産段階に入った。
(過去10年で10%も減少)
欧米諸国の経済制裁:
「2014年ロシアのクリミア併合に反対した欧米諸国」は、経済制裁を実施した。
ロシアは、制裁の影響で技術・資金両面制約を受け、期待通りの開発が進んでいない。
ロシア政府:
2020年に策定した「2035年までのエネルギー戦略」
「2035年のロシア原油生産量は、悪ければ現在より12%減少する」と予測。
ロシア産原油寿命は20年:
ロシア政府高官:
「ロシア産原油の寿命は20年に満たない」と悲観的な見方を示している。
ロシアの本音:
ウクライナ情勢のせいで、欧米諸国から追加制裁を科されることを、
なんとしてでも回避しなければならない、
これがロシアの本音だろう。
現代ビジネス | 講談社
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/92036
Russia’s weak December oil production signals lack of capacity