GPIF:株式レンディングの停止について:経営委員会で複数回議論(動画):
GPIF:Suspension of stock lending:multiple discussions at the Management Committee:
GPIF:股票借贷的暂停:管理委员会的多次讨论
GPIF:スチュワードシップ責任
GPIFは、「スチュワードシップ責任を果たす」ため、運用受託機関に対し、全保有株式の議決権を適切に行使しています。
また、株主総会だけではなく、「年間を通じた投資先企業との建設的な対話(エンゲージメント)」により、長期的な企業価値の向上を図ることを求めています。
GPIF:株式の証券貸付運用
当法人(GPIF)では、現在、株式の証券貸付運用を行っています。
株式レンディング(貸株):問題点
株式レンディング(貸株)は、所有権が借り手に移転します。
「GPIFの保有に、実質的な空白状態が生じることになる」ため、「スチュワードシップ責任との整合性を欠くという懸念」があります。
また、「現在の株式レンディングのスキーム」では、「貸し出した株式の最終的な借り手や用途」が確認できず、透明性が確保されていないという課題もあります。
今後の検討事項:
このような状態に鑑み、経営委員会における複数回にわたる議論も踏まえ、今般、株式レンディングを停止することとしました。
今後、透明性の確保が図られ、上記のような課題が改善されると考えられる場合には、株式レンディングのスキームを改めて検討いたします。
なお、債券については、レンディングの停止を検討しておりません。
https://www.gpif.go.jp/topics/lending_jp.pdf
Japan GPIF Suspends Equities Securities Lending to Short Sellers – SWFI