スプリング8:小惑星りゅうぐうの砂粒子分析:探査機はやぶさ2(動画):
Spring 8: Sand particle analysis of asteroid Ryugu: Spacecraft Hayabusa2:
Spring 8:小行星 Ryugu 的沙粒分析:航天器 Hayabusa2
ー研究者「サプライズを期待」ー
探査機はやぶさ2:
昨年12月、小惑星りゅうぐうの砂などが入ったカプセルを地球に帰還させてから約6カ月。
海洋研究開発機構:
粒子の初期分析が6月20日、始まった。
水や生命の起源解明につながる可能性もあるという。
大型放射光施設:「スプリング8」
世界屈指の性能を誇る大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町光都1)
携わる研究者らも期待に胸を膨らませている。
宇宙航空研究開発機構:(JAXA)
JAXAから提供を受けた粒子8個を分析する。
大きさは最大でも直径約4ミリ。
りゅうぐう:
りゅうぐうには、次の可能性がある。
太陽系ができた46億年前の有機物や、
水を含んだ鉱物が残っている。
粒子の分析開始:
粒子が変質しないよう「反応が起きにくい」窒素で満たされた容器で、保管されている。
23日まで72時間連続で設備を稼働させ、解析に挑む。
高解像度のCT:
高解像度コンピューター断層撮影(CT)により、粒子を回転させる。
1粒当たり1800~3600枚の画像を記録。
立体画像を作って、粒子を形成する物質の構造を把握する。
スプリング8で分析:
詳細分析には「エックス線回折法」と呼ばれる手法を用いる。
物資の原子や分子エックス線の進行方向から、物質の特徴や種類が特定できる。
粒子のどの部分に、どんな物質があるかも分かるという。
神戸新聞NEXT | 西播
https://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/202106/sp/0014434952.shtml