オーストラリア:日本とトマホークミサイルで協力
Australia: Cooperating with Japan on Tomahawk Missiles
澳洲:與日本合作開發戰斧飛彈
・両国が、トマホーク巡航ミサイルで共同戦線構築
・日本のスタンドオフ防衛と豪州の長距離反撃能力
JANES JAPAN掲載記事からSummaryをお届けします。
日本とオーストラリアが合意:
両国は、’長距離攻撃兵器に関する協力を拡大すること’で合意した。
1.中国の地域的強硬姿勢に対する懸念が高まる。
2.今後、相互運用性と共通能力開発に重点を置く。
日豪外務・防衛大臣協議:
この合意は、9月5日にオーストラリアのビクトリア州で行われた。
両国外務・防衛大臣協議の後に発表した。
強化された二国間協力:
日本とオーストラリアが、次の点で合意した。
日本のスタンドオフ防衛能力と、オーストラリアの長距離攻撃能力で、反撃能力を確保する。
記者会見で、日本の木原稔防衛大臣は、次の通りのべた。
強化された二国間協力:
1.海軍艦艇(=日本のもがみ級フリゲート艦)の活用。
2.水中ロボットおよび自律システムの共同研究に重点を置く。
トマホークの有効活用:
木原氏は、日豪の長距離兵器協力で、インド太平洋で増大する脅威に対抗する。
1.スタンドオフ能力向上は、両国の新防衛ドクトリンの要件と一致している。
2.「両国の基本方針は同じだ」と、防衛省の公式コメントで述べた。
3.また、「レイセオンのトマホーク巡航ミサイル」にも、重点を置くと付け加えた。
日豪はトマホークを導入:
日豪は、米国からトマホークを、自国の水上戦闘艦に調達している。
1.両国は、去年米国と対外有償軍事援助契約を締結した。
2.両国は、それぞれ約200基のトマホークを調達した。
豪州は、ホバート級航空戦駆逐艦と、ハンター級フリゲート艦に、トマホークを装備したい。
日本は、トマホークをイージス搭載駆逐艦隊に統合する予定である。
日本:トマホーク400発、2540億円で契約日本の防衛省:
1月18日、米国製巡航ミサイル「トマホーク」の購入契約を、米政府と締結した。
契約額は約2540億円で、400発が2025年から2027年にかけ、順次納入される。
日本は、他国領域の軍事拠点を破壊する敵基地攻撃能力として使う予定だ。
自衛隊員の訓練を3月に開始:
エマニュエル駐日米大使が、東京・市谷の防衛省での署名式に出席した。
1.納入に先立って運用に向けた自衛隊員の訓練を3月にも始める準備がある。
2.「この地域の抑止力を確保する新しい1日だ」と述べた。
契約額の内訳:
ミサイル取得費で1694億円、イージス艦に搭載するための関連機材費で847億円。
最新型「ブロック5」と、旧来型「ブロック4」を、各200発ほど購入する。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/303682
米国務省:豪州へのトマホーク220発売却を承認
豪ブリスベン(CNN)掲載記事からSummaryをお届けします。
米国務省が承認:
米国務省は、17日までに、「トマホーク」220発の購入を求めるオーストラリアの要請を承認した。
オーストラリア海軍の艦艇や、オーストラリアが今週購入に合意した米国の原子力潜水艦に搭載される。
米国防安全保障協力局の声明:
1.整備や後方支援を含めた費用の総額は13億豪ドル(約1160億円)に上る。
2.米豪の相互運用能力や、相互の利益となる任務に貢献する能力が向上する。
トマホークの調達は米英豪3カ国の協定AUKUSの一環である。
バージニア級潜水艦に搭載:
米国は少なくとも3隻のバージニア級潜水艦をオーストラリアに売却する。
トマホークの特徴:
1991年の湾岸戦争で初めて実戦投入されたミサイル。
極めて低い高度を亜音速で飛行。任務に応じ、複数の誘導システムで制御可能。
現在、米国からトマホークを購入した国は英国のみだった。