東芝:世界初、光センサーで放射線パルス検出:有機半導体フィルム(動画):
Toshiba:radiation pulse detection with optical sensor:Film organic semiconductor:
东芝:世界首创,带光学传感器的辐射脉冲检测:采用有机半导体的薄膜
-薄型、軽量、広範囲測定等の特長を活かし工業用、医療用などにも応用-
東芝:有機半導体フィルム
当社は、さまざまな用途に用いる光センサーを開発しています。
今回、有機半導体を用いた、高感度フィルム型光センサーを開発しました。
従来の有機半導体:
従来の有機半導体センサーでは、微弱な光の検出が非常に難しい。
今回の有機半導体:
有機半導体を用いたフィルム型光センサーとして、世界で初めて、放射線のパルス検出(注1)に成功(図1)。
放射線に対し、微弱に発光するシンチレータと組み合わせました。
新たな用途:
薄型・軽量を実現した本センサーは、IoT・ウェアラブルセンサーなどに応用出来ます。
光センサーは、光を電気信号に変換し、その電流を測ることで、光の有無や強さを判別します。
- カメラのイメージセンサー
- 人体から発する赤外線で体温測定
- レーザーを対象物に照射。反射光を測定することで、物体との距離計測
様々な用途で使用されています。
また、シンチレータを組み合わせることで放射線を計測することもできます。
従来の無機半導体(シリコンなど)を利用した光センサーと比較して、薄型・小型・大面積化が期待できる有機半導体薄膜を用いた光センサー(有機光センサー)の開発が注目されています。
フィルム型:有機光センサーの構造
当社は、微弱な光も検出できる高感度なフィルム型有機光センサーを開発しました。
一個の放射線の入射に伴うシンチレータからの微弱な光も検知することができます、
開発したフィルム型光センサーは、
- 透明電極、
- バッファ層、
- 有機半導体層、
金属電極の積層構造になっており、有機物を主成分としたフィルム状の材料で封止をしています。
https://www.toshiba.co.jp/rdc/detail/1909_01.htm?from=RSS_PRESS&uid=20190902-6251