開発したハニカム型水素安全触媒(関西学院大提供)
ダイハツ:廃炉向け’ハニカム型水素安全触媒’開発:燃料デブリ水素濃度4%未満(動画):
Daihatsu:’Honeycomb Hydrogen Safety Catalyst’at Nuclear Plant:Hydrogen in debris ≦ 4% :
大发:福岛第一核电站“H蜂窝式氢气安全催化剂”的开发:燃料碎片中的氢浓度(低于4%)
ダイハツ工業:
関西学院大学:研究グループ
7月22日、福島第一原発廃炉に向け、重要課題の1つが、今後解決されます。
水素安全の確立のため、自動車触媒を応用した「ハニカム型水素安全触媒」を開発したと発表しました。
ハニカム型水素安全触媒:
ハニカム型水素安全触媒は、外部からの電力供給が不要です。
燃料デブリ等の保管容器内で発生する水素を、安全な濃度(4%未満)に保つことができます。
セラミックス・ハニカムに塗布されているため、
- 軽量で取扱いが容易、
- コンパクトで、保管容器に改造を加えることなく取り付け可能
- 量産可能で実用性が高い
福島第一原子力発電所の廃炉
燃料デブリ等を安全に搬出・輸送し、そして長期間に渡り安全に保管することが可能となります。
今後、実用化に向けたステップに移行します。
「SPring-8」:大型放射光施設
「大スケール反応装置」:ドイツ・ユーリッヒ研究所
ダイハツと関西学院は、国家的課題の解決に積極的に取り組み、日本原子力研究開発機構と全面協力。
大型放射光施設「SPring-8」で反応メカニズムを解析し、開発を加速するのです。
触媒試作は、キャタラーと日本ガイシの協力を得ました。
触媒改良の効果は、ドイツ・ユーリッヒ研究所の大スケール反応装置にて実証済みです。
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