「XenoLidar」の試験機
AEyeの開発した「AE-110」
Livoxの開発した「Tela15」
ベロダイン展示ブース:大きな注目を集め
日本:最新LiDARご紹介:Tokyo Automotive World2020:
The latest LiDAR for autonomous driving:Tokyo Automotive World 2020:
推出用于自动驾驶的最新LiDAR:2020年东京汽车世界
2020年2月4日
オートモーティブワールド2020:
「オートモーティブワールド2020」(2020年1月15~17日、東京ビッグサイト)で。最新LiDAR製品が、出展されました。
現在、自動運転車向けLiDARの開発が過熱、新方式の提案が続々と発表されています。
LiDAR:レベル4/自動運転
本「オートモーティブワールド2020」に出展したLiDARメーカーの最新技術を紹介します。
レベル4/自動運転システムでは、LiDAR(Light Detection and Ranging)は、極めて重要。
LiDAR:最新トレンド
LiDAR開発の最新トレンドは、「可動部品をなくし、信頼性を高め、小型化を図る」ことです。
また、標的物体の検出精度向上に向け、さまざまなアプローチが展示。
「XenoLidar」
東陽テクニカは、「True-Solid-State(完全なソリッドステート)型」を採用。
可動部分や回転機構を一切持たないLiDAR、「XenoLidar」が展示されていました。
ベルギー/XenomatiXとMarelliが、共同で技術開発に取り組む製品。
可動部分を一切無くし、機器本体の低価格化を図りました。
数百万台の量産:
LiDAR/モジュール一式を、500~1000ユーロ(約6万~12万円)で提供可能。
MEMSミラーを使わない。
レーザー照射方式:
マルチビーム方式(レーザーを同時照射、3Dマッピング化を行う)を採用。
AEye:「AE-110」
AEyeは、人工知覚技術開発の米国スタートアップ企業。
AEyeは、AIを搭載したソリッドステート型LiDARシステム「AE-110」を展示。
AE-110:
カメラ撮影したカラー映像を、LiDARの検出した点群データにリアル統合可能。
この統合データで、対象物(歩行者、自動車)のROI(映像占有領域)を、AIで自動抽出。
Livox:「Tela15」
中国ドローン大手DJIの子会社/Livoxのブース。
最大500m/遠距離検出が可能な「Tela-15」を展示。
最大の特徴は、レーザー走査パターンに、独自開発/非反復走査方式を採用。
非反復走査方式:
非水平型の独特な形を描く走査パターンにより、視野角(FOV)内の対象物を全てスキャン。
ベロダイン(Velodyne)
LiDARに関する展示で、最も賑わっていました。
LiDAR開発の最大手企業と目されるベロダイン(Velodyne)
同社のLiDAR製品は、Googleの自動運転車に採用されています。
MONOist