ヒートポンプ:日本版・エコキュートを増産
Heat pump: Increased production of Japanese version EcoCute
熱泵:增產日版Eco Cute
ー日本の給湯器「エコキュート」ー
ー火を使わずCO2排出量削減ー
ニュースイッチ掲載記事からサマリーをお届けします。
日本の空調メーカー:
注力する製品の一つが、欧州向けのヒートポンプ式温水給湯暖房機(A2W)
パナソニック・三菱電機・ダイキンのヒートポンプ製品が、EUで好評だ。
ヒートポンプ基幹技術を使った日本向け製品が給湯器「エコキュート」だ。
日本の給湯器「エコキュート」:
日本の「エコキュート」が、今世界中で注目されている。
「空気中の熱を移動させるヒートポンプ技術」では、火を使わない。
化石燃料に比べ、CO2排出量を大幅に抑えられる。
省エネルギー基準の義務化:
2025年:日本
「全ての新築建物で省エネルギー基準を満たすこと」が義務化される
住宅向け省エネルギー設備として、エコキュート市場が拡大する。
2030年:日本
ZEH基準が義務付けられる。
ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)は、エネルギー消費量が実質ゼロ。
パナソニック:
これに向けエコキュート増産体制の整備を進める。年間20万台の生産体制を構築した。
主力の草津工場(滋賀県草津市)
2022年度:組み立て工程、23年度に貯湯タンクなど新設。
2025年度:22年度の年17万台体制から、年30万台へ引き上げる。
三菱電機
22年度に群馬製作所(群馬県太田市)のエコキュート生産設備を増強した。
生産ライン強化に加え効率化にも取り組む。
生産能力はコロナ禍前と比べ、1・5倍まで拡大。
ダイキン工業
脱炭素の高まりから、EUでヒートポンプ普及拡大を進めている。
欧州向けヒートポンプ:(A2W)
欧州のA2W同様、日本でもエコキュート市場が急激に伸びる。
茨城県に新工場建設:
主力のエアコンに加え、エコキュートを生産する。
現段階では、日本のエコキュート普及率は、まだ15%だ。
ZEH制度の導入と同時に、普及が急拡大する。
三菱電機:130億円でトルコに新工場
ー欧州のA2W需要を取り込みー
ニュースイッチ掲載記事からサマリーをお届けします。
三菱電機:
トルコの家庭用空調機器生産拠点に新工場を建設。
生産能力を増強、2024年2月に稼働の予定。
トルコ拠点の生産能力:
家庭用ルームエアコン:22年度計画比37・5%増、110万台に拡大。
ヒートポンプ式暖房機と給湯器:22年度計画比50%増、30万台に拡大。
三菱エア・コンディショニング・トルコ(MACT)
新工場稼働時は300人を新たに雇用。
MACTの従業員は900人以上となる。
現在スコットランドの工場で、ヒートポンプ式暖房機・給湯器を生産中。
2024年以降、MACTが主力拠点となる。