三菱重工:米国モノリスに出資:プラズマ熱分解方式(動画):
MHI: Invested in US Monolith: Plasma pyrolysis method:
三菱重工:投资美国巨石:等离子热分解法
ヒューストン
2020年12月02日
三菱重工業:
11月30日、、米国のモノリスへ、米国三菱重工を通じて、出資した。
モノリス:
「メタンから、プラズマ熱分解方式で、水素と固体炭素を取り出す革新的技術」を持つ。
- 天然ガスの直接熱分解により、
- 水素製造過程でCO2を排出しない、
- 「ターコイズ水素」(注)を製造可能、
モノリスは、この技術を保有している。
更に、「カーボンブラックなど、利用価値の高い固体炭素の製造技術」を有しているのが特徴だ。
三菱重工業の狙い:
エナジートランジション事業で、モノリスの技術を、水素バリューチェーンの強化・多様化につなげていくことを狙いとしている。
米国三菱重工:白岩良浩社長
モノリス社の技術を使えば、メタン熱分解を商用レベルにスケールアップできる。
長年の課題を解決し、CO2フリー水素製造におけるリーダーに台頭した。
当社は幅広く脱炭素技術を評価する中で、「モノリス社の技術が、非常に有望」と見ている
(注)水素の製造プロセス
CO2排出量などの環境負荷度合について、「カラーイメージで、識別すること」が、世界的に広まってきている。
グリーン、ターコイズ(トルコ石の青さの意)・ブルーなどが、「クリーン水素」とされている。
– ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/12/06d3c0f59b5aa05e.html
三菱重工、米国の水素製造スタートアップに出資:
モノリス:
現在、タイヤ産業地域に近い米国中部のネブラスカ州に本拠地を置く。
固体炭素はタイヤ原料:
タイヤの原料となる固体炭素と水素を、CO2排出を抑えつつ、生産できる。
ネブラスカ州で、カーボンブラックを、年1万4000トン製造プラントを実証稼働中。
同18万トンの生産容量を持つ商用プラントの建設計画も進む。
新エネルギーに軸足:
三菱重工は今後、水素技術などを含むエネルギー事業で新たなエネルギーに軸足を置く。
エネルギー分野に、2021~23年度で2000億円と、18~20年度の2倍以上の金額を投じる。
オーストラリアでは、水素やアンモニア製造事業を手がける現地企業に、出資した。
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66826990Q0A131C2000000/
Mitsubishi Heavy Industries Invests in Monolith Materials
— Leader in Innovative Technology for Reducing Environmental Impact —
2020-11-30
・ Investment will strengthen and diversify MHI Group’s hydrogen value chain through innovative technological addition to its energy transition portfolio
・ Monolith’s plasma pyrolysis technology transforms natural gas into emissions-free “turquoise hydrogen” and production of high-purity carbon black
Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.
Global Website |
https://www.mhi.com/news/201130.html