トヨタ:マイクロソフトとタッグ!:HoloLens 2、Unity(動画):
Toyota and Microsoft are tagging!:HoloLens 2、Unity:
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トヨタ:マイクロソフト
ARで車両整備を効率化トヨタ自動車は米マイクロソフトと組み、拡張現実(AR)を用いて自動車の整備作業を効率化するシステムを開発、
10月から一部販売店に試験導入する。
マイクロソフトのMR)ホロレンズ2を使い、整備に必要な情報を空間上に表示。
作業者は両手をふさぐことなく情報を検索・閲覧でき、作業効率を高められる。
12月までにスポーツ車の専売店「GRガレージ」の全60店舗に導入する。
「GRガレージ」の全60店舗:
新システムは端末と独自開発のアプリケーション(応用ソフト)で構成。
販売店にシステムを無償貸与し、1年間の技術検証を実施。実店舗での運用で課題や改善点を洗い出し、システムの高度化につなげる。
- 車両の3次元(3D)設計データを基にアプリを作成
- 端末を装着すると空間上に車両情報や作業項目が表示
- タッチ操作を空間上で行え、目線や音声による操作にも対応。
外部から見えない各部の部品や内部配線などもホログラムとして、実車に重ね合わせて再現できるようにした。
ニュースイッチ
トヨタ:HoloLens 2など活用で工数9割減も
トヨタが、マイクロソフトのMRデバイス「HoloLens 2」の活用に積極的に取り組んでいます。
同社のMR導入事例を、
- HoloLensの利用、
- ゲームエンジンUnityの活用という
観点から紹介します。
CADデータをインポート;
バーチャル空間上で自動車の3Dモデルを扱うためには、まずCADデータをインポートする必要があります。
トヨタでは、このプロセスにUnityのPixyzを利用。
3Dコンテンツに変換:
大容量のCADデータを、リアルタイム3Dグラフィックスに適したコンテンツに変換しています。
流体解析を用いたデザインレビュー工程の改善 流体解析(CFD)はデザインレビューに必要ながら、非常に手間のかかるプロセスでした。
HoloLens 2を利用:
HoloLens 2を使うことで、リアルに自動車の上に流れのイメージを重畳できます。
デザインレビュー:
参加者がそれぞれHoloLens 2を使用し、互いに見えているものを共有したり、共同でレビュー工程を進めることも可能です。
車両の仕組みを理解:
組立工程の終了後、車体内部の見えない部分の構造、特に車が動いている際のメカニズムを説明することは困難です。MRであれば、安全かつ容易に、駆動する車体の内部も示すことができます。
機械学習でエラー発見:
HoloLens 2を通して車両検査:
通常の車両検査で見過ごされがちなミスを、HoloLens 2を通して車両を見ることで検出。早期に発見する仕組みが作られています。
この機能の開発には機械学習が用いられています。
従来はミスのパターンを学習させるために、2万枚の写真を使い、約200時間かけて該当箇所をポイントする必要がありました。
Unity導入:タグ付けを実現:
自動で画像撮影と必要なタグ付けを実現。
ミスの箇所にラベリングされた画像を、30分間で揃えられるようになりました。フィールドサービス効率化:
自動車整備のポイントの1つに、「配線が正しくなされているか」という点があります。
しかし車体完成後、内部の配線構造を正しく把握することは非常に手間がかかります。
トヨタはこの配線構造もMRで可視化し、フィールドサービスの整備士が部品を取り外す手間なく、配線システムを理解できるようにしています。
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