川崎重工:宇宙デブリ除去衛星の開発計画:地上局の設置を完了(動画):
KHI: Space debris removal satellite plan: Completed installation of ground station:
川崎重工:清除空间碎片卫星的发展计划:地面站的安装完成
川崎重工:宇宙デブリ除去
川崎重工は、宇宙ごみ(スペースデブリ)除去衛星運用のための地上局を、岐阜工場に設置しました。
地上局の設置:宇宙ごみ除去実証衛星
川崎重工は、2020年度宇宙ごみ除去実証衛星(以下、実証衛星)を打ち上げます。
この地上局は、実証試験のコマンドの送信やデータの受信といった運用を担当。
- 様々な衛星と連携(当社製以外も)
- 衛星とのデータ送受信
- 衛星データの解析・提供
開発の経緯:
2011年から、当社は、宇宙ごみ除去技術の開発を進めてきました。
これまで、日本が打ち上げた’ロケットの上段を除去の対象’としています。
今後の予定:実証試験
2020年に、自社開発の実証衛星を打ち上げます。
衛星に備え付け画像センサー:
- 対象を捉える技術、
- 対象に実証衛星が自力で接近する技術、
- 実証衛星本体からアームを伸展して対象を把持する技術
実証試験を行い、2025年に宇宙ごみ除去事業の開始を目指します。
地上局の機能:
衛星データ送受信用の直径3.7メートルのアンテナおよびテレメータ室(管制室)で構成。
アンテナ:
6本のジャッキが伸縮することで駆動するヘキサポッド(Hexapod)方式を採用。
- 天頂(真上)方向の軌道の連続追尾が容易、
- 周波数はSバンドの送受信、
- Xバンドの受信が可能
また、電波の方向を検出する自動追尾機能を有し、衛星の正確な追尾を実現します。
プレスリリース | 川崎重工業株式会社
https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20191004_1.html?source=RSS