富士通：マイクロ波を電力に変換するダイオードを開発：（ＥＳＳＤＥＲＣ）(動画）：
Fujitsu:Diodes､convert microwaves into electrical power:（ESSDERC）：
富士通开发将微波转换为电能的二极管：欧洲固态设备（ESSDERC）
～電源いらずのセンサーネットワーク実現へ～
富士通･河口 研一/首都大学東京･須原教授
ＪＳＴ 戦略的創造研究推進事業において、｢微弱なマイクロ波を電力に変換できる高感度のナノワイヤバックワードダイオード整流素子｣を開発しました。
今回の技術：’ナノワイヤバックワードダイオード’
今回､’ナノワイヤバックワードダイオード’を､世界で初めて開発。
従来の’ショットキーバリアダイオード’の１０倍以上の感度を発揮します。
従来の技術：’ショットキーバリアダイオード’
従来の整流素子は、微小電圧における整流特性や素子サイズにより、微弱電波を電力に変換することが不可能。
環境電波の多くが該当する｢マイクロワット（μＷ）以下の、高感度ダイオード｣が求められていました。
センサーのバッテリーレス化：
本格的なＩｏＴ時代が､到来します。
身の回りの微弱な電波（マイクロ波）を､電力に変換できる高感度ダイオードの登場。
ダイオード･集積最適設計･電源制御の最適化：環境電波発電によるセンサーのバッテリーレス化
携帯電話基地局：放射された環境電波から､電力を生み出す環境電波発電に役立ちます。
本研究成果は、ポーランド・クラクフで開催中の国際会議「Ｅｕｒｏｐｅａｎ Ｓｏｌｉｄ－Ｓｔａｔｅ Ｄｅｖｉｃｅ Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ｃｏｎｆｅｒｅｎｃｅ（ＥＳＳＤＥＲＣ）」で２０１９年９月２６日（ポーランド夏時間）に発表されます。