京都大:認知症向け点鼻ワクチンの開発: iPS細胞研究所(動画):  Kyoto University: Development of nasal vaccine for dementia: iPS Cell Research Institute:  京都大学:痴呆鼻疫苗的开发:iPS细胞研究所: 

京都大:認知症向け点鼻ワクチンの開発: iPS細胞研究所(動画): 
Kyoto University: Development of nasal vaccine for dementia: iPS Cell Research Institute: 
京都大学:痴呆鼻疫苗的开发:iPS细胞研究所: 

-遺伝子治療による免疫療法と分子イメージング-

 iPS細胞研究所:井上教授、

iPS細胞研究所は、量子科学技術研究開発機構と共同で、タウ蛋白に対する点鼻ワクチンを、遺伝子治療用/センダイウイルスベクターを用いて作製しました。

  1. タウ蛋白は、タウオパチーを呈する、認知症の鍵分子です。
  2. 遺伝子治療用/センダイウイルスベクターを用いて、点鼻ワクチンを作製。
  3. 分子イメージング技術により、タウオパチーモデルマウスの治療効果を計測しました

実験結果:認知機能の改善

その結果、タウ蛋白に対する点鼻ワクチンにより、タウオパチーモデルマウスは、

  1. 脳内の抗タウ抗体価の上昇、
  2. タウ蛋白蓄積の減少、
  3. グリア炎症の改善、
  4. 脳萎縮の改善、
  5. 認知機能の改善を示しました。

本研究は、アルツハイマー病を始めとする認知症を制圧するためのワクチン開発に寄与するものと考えられます。

本研究成果は、2020年3月25日に、国際学術誌「NPJ Vaccines」のオンライン版に掲載されました。

京都大学

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2019/200325_1.html

認知症に点鼻ワクチン、タウたんぱく質の蓄積防ぐ 京大と量研機構 | 日刊工業新聞 電子版

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00552777