住友化学:GaN・4インチ単結晶基板を量産:次世代HVPE法(動画):
Sumitomo Chem: GaN 4-inch single crystal substrate: Next-gen HVPE method:
住友化学:量产 GaN 4 英寸单晶衬底:下一代 HVPE 方法
ーGaN基板の売上高100億円超へー
ー住友化学が狙う領域は?ー
住友化学:
次世代気相成長(HVPE)法による窒化ガリウム(GaN)単結晶基板。
売上高を現在の3倍強の100億円超へ引き上げる。
4インチサイズを量産:
2022年、パワー半導体向けに4インチサイズ単結晶基板の量産販売を開始。
2024年、国内で本格的な4インチサイズ基板拡大に必要な生産体制を整える。
レーザー光源用2インチ基板:
現在住友化学は、高輝度プロジェクター向け・レーザー光源用2インチ基板で、高シェアを握る。
高度技術の蓄積を生かして4インチ基板を量産し、パワー半導体に用途を広げる。
子会社・サイオクスの既存設備で立ち上げる。
6インチ基板を量産:
6インチ基板の試作に成功しており量産技術確立を急ぐ。
GaN基板:
GaN基板は、
- シリコンのパワー半導体用基板に比べ、
- スイッチング速度を、大幅に速め、
- かつ、デバイスを小型化できる。
パソコンやサーバー電源用途などを開拓し、車載用途も狙う。
住友化学の次世代HVPE法:
住友化学は、HVPE法の課題の欠陥を、従来の100分の1以下に低減する。
次世代の製造技術を確立した。
パワー半導体の要求品質:
高度パワー半導体の要求品質に対応する。
住友の技術は、
- 結晶をジグザグに成長させ、
- 欠陥同士をぶつけて、
- 打ち消し合う仕組み。
また、
GaN基板上にGaN結晶をエピタキシャル成長させる際、
HVPE法を用いて、エピタキシャル層の品質向上技術を開発した。
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