💡帝人 、「ナノフロント®バグフィルター」を開発 20171016
開発の背景
- 中国では大気汚染の深刻化から、都市部においては工場の粉塵排出量を30 mg/m3から10mg/m3までに抑える規制が設けられるなど、粉塵の排出量低減が強く求められています。
- 粉塵の排出量を低減させるためには、バグフィルターの濾過面を細目化することによって集塵量を高める必要があり、一般的にフッ素系の多孔膜を貼付したバグフィルターが使用されていますが、一方で、細目化することで目詰まりが発生したり、通気量が減少するなどの問題がありました。
- また、排気エネルギーを増加させることにより破膜する恐れがあるため、バグフィルターを並列するなどの増設が必要となり、高コストになることが課題となっています。
- 帝人フロンティアはこのようなニーズに応えるべく、高い捕集効果と高い通気量を同時に実現する「ナノフロント バグフィルター」を開発しました。