東北大:新磁気トンネル接合(MTJ)開発:車載スペック・150℃環境クリア(動画):  Tohoku Univ:new magnetic tunnel junction (MTJ): Vehicle spec150 ° C clear: 东北大学:开发新的磁隧道结(MTJ):车辆规格·150°C环境清晰

東北大:新磁気トンネル接合(MTJ)開発:車載スペック・150℃環境クリア(動画): 
Tohoku Univ:new magnetic tunnel junction (MTJ): Vehicle spec150 ° C clear:
东北大学:开发新的磁隧道结(MTJ):车辆规格·150°C环境清晰

東北大:国際集積エレクトロニクス研究開発センター(CIES)

新たなMTJ技術を開発:磁気トンネル接合(MTJ)

  1. 現行のMTJ技術:一般電子機器仕様の85℃までしか、十分なデータ保持時間が得られません。その為、一般民生機器での応用が、限られていました(車載スペック:150℃環境での耐久性必要)
  2. 今回のMTJ技術:自動車や社会インフラの過酷な環境へ展開するため必須技術です。従来から、”より高い動作温度で、データ保持時間を確保するMTJ技術”が望まれていました。
  3. 具体的には、”界面磁気異方性を増加する4重界面積層技術(データ保持時間拡大)を適用し、新しいMTJ技術を開発しました。
  4. 150℃の耐環境下においても、データ保持時間を100万倍に延ばせる”1X nm世代向けの高信頼MTJ”の開発に成功しました。

磁気ランダムアクセスメモリ(STT-MRAM):低消費電力エレクトロニクス

磁気ランダムアクセスメモリ(STT-MRAM:磁石の性質を利用・不揮発性メモリ)は、低消費電力エレクトロニクスを実現するための基盤技術です。

これまで学術界・産業界が挙って研究開発を進め、昨年からメガファブを有する大手ファウンドリー企業がその量産を開始しました。

現行のMTJ技術:125℃の動作温度でのデータ保持時間と比較すると、

今回のMTJ技術:150℃の耐環境下(自動車や社会インフラで必要)で、

データ保持時間を100万倍に延ばすことが可能です。

-TOHOKU UNIVERSITY-

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2019/06/press20190612-02-CIES.html