理研:日本「富岳」、ISC 2020/TOP500で性能公開:HPCG、HPL-AI、Graph500(動画):
RIKEN: “Fugaku” in Japan, Performance released on ISC 2020/TOP500: HPCG, HPL-AI, Graph500:
RIKEN:日本的“ Fugaku”,性能在ISC 2020 / TOP500上发布:HPCG,HPL-AI,Graph500
理研:日本「富岳」
TOP500:
HPCG、HPL-AI、Graph500の4分野で世界最高の性能を示し、世界1位に認定されました。
6月22日、スパコンの国際会議International Supercomputing Conference (ISC 2020)」が、オンラインで開催されました、
International Supercomputing Conference (ISC 2020)
LINPACKの実行性能を指標として、世界でもっとも高速なコンピュータをランクづけするもの。
1993年から開始。毎年6月と11月の年2回、ランキングを発表しています。
LINPACKとは:
スパコンの標準性能を評価する指標として長年用いられています。
理工学で一般的な線型方程式(密行列)を解く速度を測定。
理研に設置された富岳が、415.5PFLOPSを達成。
これまで1位だった米オークリッジ国立研究所のSummitを2位に退けました。
Summitの148.6PFLOPSの2.8倍という大きな差をつけて見せた。
「HPCG」:
実アプリ性能に近いと言われる反復法(CG法)により、疎行列の線型方程式を解く速度を評価します。
「HPCG」では13.4PFLOPSとなり、2位のSummitの2.93PFLOPSの4.57倍という圧倒的な差で1位。
「HPL-AI」:
AI系で多用される半精度演算(16bitの浮動小数点)を活用して、線型方程式を解く速度を評価します。
「HPL-AI」では1.42EFLOPSとなり、2位のSummitの2.58倍のスコアを達成。
「Graph500」:
ビッグデータ処理などの性能を評価する指標であり、整数演算やメモリアクセス速度など、グラフの探索速度で評価します。
「Graph500」では、70,980GTEPSを達成、2位の中国/神威太湖之光の23,756GTEPSに対し、2.99倍もの性能差を見せつけた。
HPL-AIは、今回がはじめてのランキング発表です。
ダントツの1位:
ベンチマークテストで4冠を達成したのは、富岳がはじめてのこと。
しかも、最低でも2.58倍という圧倒的な差をつけての4冠である。
実際、Graph500での計測値は、富岳全体の約6割の計算ノードを稼働させた時点での性能です。
その片鱗を見せただけで、2位以下を大きく引き離して見せました。
(Impress Watch)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7ebca8c3a6b847e155594bb8f96eb19c36f0825