EU、カナダ:F-35Aなんて要らない!
・トランプのカナダ・グリーンランド併合発言に、欧州が大激怒
・「ヨーロッパ防衛は、ヨーロッパ製兵器で支えられるべき」という気運高まる
乗り物ニュース掲載記事からSummaryをお届けします。
時既に遅し!:「F-35A戦闘機は不要」:
トランプ政権は、ロシアとウクライナの戦いの調停を行っている。
1.しかし、トランプのロシア寄り姿勢が、ヨーロッパ諸国の反感を買っている。
2.またトランプが、カナダやデンマーク領グリーンランド併合を公言した。
ヨーロッパ・カナダが、トランプ政権の外交方針に大きく反発している。
欧州のF-35A調達見直し:
トランプ政権後、ヨーロッパ諸国やカナダで、F-35A拒絶の動きが起こっている。
1.顕著な例が、ポルトガル政府が、F-35A戦闘機調達方針を撤回した。
2.スイスなども、今後F-35A調達の見直すとのこと。
ベルギー国防省:テオ・フランケン・外務防衛相:
F-35Aの調達については、今後とも継続する予定。
1.引き渡し未納分は、「イタリア・カメリ工場での最終組み立て機体(欧州製)」を導入したい。
2,つまり「米フォートワース工場での最終組み立て機体(米国製)」ではないのだ。
トランプ関税上げたら、戦闘機が買えず!
トランプ政権は、世界各国に対して大きな関税を課す方針を示した。
1.「追加関税を各国に課しつつ、兵器輸出も推進したい」狡い考え方なのだ。
2.しかしトランプ関税で、米製の武器購入離れが進んでいる。
トランプのFMS改革:FMS=Foreign Military Sales:
トランプ政権は、今後外国向けの、輸出事務手続きを簡素化する。
2025年4月9日、事務手続きを簡素化する大統領令に署名した。
FMSとは:
メーカーではなく、アメリカ国防安全保障協力局が、直接輸出窓口を行う。
FMSのメリット:
メーカーへの個別発注よりも、取引が大口で、価格が抑えられる。
アメリカ軍から、教育や訓練の提供を受けられるメリットがある。
FMSのデメリット:
反面、FMSの事務処理がおそいため、納入が年単位で遅れるのだ。
また、当初見積もりの固定価格制であり、為替変動で価格が影響される。
フィリピンがF-16V戦闘機を導入へ:
1.フィリピンが、アメリカからF-16V戦闘機の導入を決定。
2.アメリカ政府も、フィリピン向け輸出を承認した。
フィリピン:ホセマヌエル・ロムアルデス駐米大使:
トランプ政権が、当初の関税の税率を引き上げれば、フィリピン経済は悪化する。
4月10日、「F-16Vの調達に支障が生じる」との懸念を示したのだ。
ベトナムとアメリカがF-16導入交渉へ:
ニューズウィーク(19FortyFive)が、記事を掲載した。
ベトナムとアメリカとのF-16戦闘機の導入交渉が、妥結間近と報じた。
1.ベトナムがF-16を導入することになっても、適当な中古機が無い。
2.高性能であるがゆえに、高価なF-16Vになるとの見解を示している。
仮にアメリカがベトナムに大きな関税を課せば、F-16Vをベトナムが導入するのは無理だ。