海上自衛隊:レールガン搭載の新型駆逐艦を計画
Japan Maritime Self-Defense Force: Planning a new destroyer equipped with a railgun
海上自衛隊:計畫配備電磁砲的新型驅逐艦
・13DDX・未来駆逐艦のコンセプトを発表
・レールガンと高出力レーザーを搭載へ
Jane’s掲載記事からSummaryをお届けします。
防衛省の広報担当者:
防衛省の広報担当者が、Jane’sの質問に対し、回答した。
日本の海上自衛隊:
このコンセプトは、13DDX型未来駆逐艦と名付けられた。
1.新型駆逐艦コンセプトの検討を、既に2023年に開始
2.防衛省の防衛装備庁(ATLA)が開発を担当
ATLAのプレゼンテーション資料:
ATLAがプレゼンテーション資料で、新型駆逐艦について解説している。
1.13DDX型はレールガンと高出力レーザーを装備
2.指向性エネルギー兵器(DEW)システムも搭載
3.新型多機能レーダーも装備し、高速目標を探知可能
自動ダメージコントロールおよびナビゲーションシステムなど、モジュール対応できる。
防衛省の広報担当者によると、これ以上明らかにすることはできない。
艦艇の予想トン数や全長など、構想の詳細はまだ検討中である。
日本のフリゲート艦の特徴を継承:
13DDXは、海上自衛隊のあさひ型駆逐艦や最上型フリゲート艦からいくつかの特徴を継承する。
電磁レールガン発射に成功:
日本は、電磁レールガンの発射試験に成功した。
2023年10月、艦上での電磁レールガンの発射試験を実施したことを発表した。
この発射は、海上自衛隊の唯一の飛鳥型研究艦「飛鳥」で行われた。
日本の防衛省(MoD):新型13DDX駆逐艦の計画を策定
Naval News掲載記事からSummaryをお届けします。
新型13DDX・防空駆逐艦の計画:
日本の防衛省(MoD)高官が、最近の会議で語った。
日本の防衛省は、2024年度から、13DDXの開発計画を具体化する。
1.先ず、新型高性能防空駆逐艦の設計作業に着手す。
2.2030年代初頭に、新型13DDXの就役予定 を目指す。
防衛装備庁 (ATLA) :
今吉伸一海軍中将は、海軍システム担当長官である。
5 月下旬、英国開催の海軍首脳連合海軍イベント 24 (CNE 24) 会議でこう語った。
1.この新しい艦種は、’現役駆逐艦とフリゲート艦の設計基準’を高度利用。
2.多層防空機能を提供するため、多様なコンセプトと機能を統合。
13DDX 先進型駆逐艦のコンセプト:
旭日/25DD 級駆逐艦と最上/30FFM 級フリゲート艦の設計ノウハウを活用。
これら2つの艦種は、それぞれ2018年と2022年に就役を開始した。
13DDX駆逐艦の「新しい戦い方」:
日本の対外戦略環境で、重大な世界規模の変化が生じてきた。
13DDX駆逐艦は、この「新しい戦い方」にするために不可欠である。
防衛省と海上自衛隊:
この戦略環境を、2つの運用上の視点で指摘している。
第一に、中国、北朝鮮、ロシアが、’幅広く軍事能力を急速に開発している’と指摘。
1.極超音速システムを含むミサイル技術、
2.電子戦(EW)を含む強化されたA2/AD能力など、
第二に、ロシアのウクライナ侵攻で、’新たな作戦必要性を露呈させた’と説明。
1.弾道ミサイルや巡航ミサイルの大規模な使用、
2.電子戦やサイバー戦に基づく非対称攻撃、
3.情報空間を含むハイブリッド戦作戦、無人システムの使用など、
新型駆逐艦の新たな提供機能:
新型駆逐艦は、防空と情報戦(電子戦を含む)の面で、2つの要件が必須だ。
1.階層型防空能力を駆使し、敵の接近阻止/領域拒否(A2/AD)圏内への侵入を阻止
2.分散型海上作戦(DMO)で接続性を確保し、敵軍の集中・移動に対抗
防空艦で高度防空能力を実現:
’防空艦として、高度な防空能力を実現すること’が不可欠である。
1.新しい地対空ミサイル(NSAM)による、スタンドオフ防空能力
2.高速機動目標探知レーダーと射撃管制ネットワークによる、統合防空ミサイル(IAMD)能力
海上自衛隊最新艦艇のノウハウ活用:
今吉副司令官は、最新艦艇のノウハウを紹介した。
1.25DDが提供するハイエンド戦闘向けの機能と能力、
2.30FFMフリゲートでの、コンパクト・サイズとシグネチャの低減
06FFMプログラムで自動化を強化:
日本は、06FFMプログラムの下で、紛争地域での運用向けに省力・自動化を強化。
シグネチャを低減した設計の新しいフリゲート艦を開発中。